第771歩目 足先の冷えを改善するには?「温める・動かす・歩く」から始める秋冬対策【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

足が冷える人は、足を温めるだけでいい?
朝晩、少しずつ涼しくなってきましたね。日中はまだ暑さを感じる日もありますが、秋の気配を感じるようになると、そろそろ気になってくるのが足先の冷えです。
「毎年、冬になると足が冷たくなる」「靴下を重ね履きしても、足先だけ冷たい」「布団に入っても、足がなかなか温まらない」
そんな時は「温める+血流を促す(筋肉を使う+日常的に動く)」という視点が大切です。そして、その先にあるのが「正しく歩くこと」です。
今回は、足先の冷えと血流、筋肉、運動習慣、そして歩き方について考えてみましょう。

なぜ寒くなると足が冷えるの?
理由の一つが、寒さに対する身体の体温調節反応です。私たちの身体は、寒い環境にさらされると、体温を逃がしにくくするために皮膚の血管を収縮させます。血管が収縮すると、皮膚の血流が減少します。これは身体が熱を守るための正常な反応です。
寒冷時に皮膚血管が収縮し、皮膚血流が低下することは、ヒトの体温調節についての研究でも確認されています。ですから、「冬になると足先が冷たい」というのは、単純に「身体が悪いから」という話ではありません。
身体が寒さに対応している結果でもあるのです!
足の血流を考えるなら「動く」ことも大切
ここで注目したいのが、ふくらはぎなどの下肢の筋肉です。歩いている時には、足首を動かしたり、ふくらはぎなどの筋肉が収縮したりします。下肢の筋肉の収縮は、静脈血を心臓方向へ戻す「筋ポンプ」の働きに関係しています。
特にふくらはぎの筋ポンプは、歩行などの活動時に下肢の静脈循環を助ける重要な仕組みです。研究レビューでも、ふくらはぎの筋ポンプ機能と下肢の血行動態との関係が報告されています。
「歩けば足先の冷えが治る!」と結論づけることはできません。足の冷えには、気温だけでなく、血管の状態、身体活動量、生活習慣、疾患など、さまざまな要因が関係するからです。
それでも、足を動かすこと、筋肉を使うことは、足の循環を考えるうえで無視できないポイントなのです。
足が冷えるなら「歩く」ことを始めてみよう
では、足の冷えが気になる方は何をすればいいのでしょうか?私はまず、日常生活の中で歩く時間を増やすことをおすすめします。いきなりハードな運動をする必要はありません。
例えば、
- 少し遠回りして歩く
- エレベーターではなく階段を使う
- 買い物のときに少し多めに歩く
- 座りっぱなしの時間を減らす
- 近所なら車ではなく歩いて行く
など。大切なのは「足を使う時間を増やす」ことです。
足の冷え対策は、秋から始めよう
足の冷え対策で意識したい4つ
① 温める
冷えた足を適切に温める。
② 血流を促す
身体を動かし、循環を意識する。
③ 筋肉を使う
歩くなどの日常動作で、下肢の筋肉をしっかり使う。
④ 日常的に動く
運動を特別なイベントにせず、毎日の生活に取り入れる。
そして、もう一つ。
⑤ 正しく歩く
せっかく歩くのであれば、身体をうまく使って歩きたいですよね。ご自身の歩き方を見直してみることをおすすめします。「足を正しく使う」ことから冷え対策、そして健康寿命を延ばしましょう!
※足の冷えが強い、左右差がある、しびれや痛みを伴う、皮膚の色が変わるなどの場合は、単なる冷えとは限らないため、医療機関への相談をおすすめします。
参考資料
- Cold-induced cutaneous vasoconstriction in humans: Function, dysfunction and the distinctly counterproductive.
- In vivo mechanisms of cutaneous vasodilation and vasoconstriction in humans during thermoregulatory challenges.
- Effects of resistance training on endothelial function: A systematic review and meta-analysis.
- Can isometric exercise training improve arterial stiffness and endothelial function in middle-aged and older adults? A systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials.
あなたの足は大丈夫ですか?

