第772歩目 「ショパール」と「リスフラン」って誰?人の名前がついた痛くなりやすい足の関節とは!?【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

「人の名前」がついた足の関節とは?
「ボンジュール!!私の名前はショパール……」
「ボンジュール!私の名前はリスフラン……」
ショパールさんもリスフランさんも、実在したフランス人医師の名前です。そして、このお二人の名前が足の関節に、それぞれ命名されています。この関節は足の動きを考えるうえでとても重要なんです!
今回は、少し難しそうな「ショパール関節」と「リスフラン関節」についてのお話です。

ショパールさんとリスフランさんて?
ショパール関節の「ショパールさん」は、18世紀のフランスで活躍した医師、フランソワ・ショパールといいます。彼は1743年生まれの医師で、1791年に足の関節を利用した離断術を行いました。その後、その離断する場所が「Chopart(ショパール)」の名前で呼ばれるようになったとされています。
一方のリスフランは、ジャック・リスフラン・ド・サン=マルタンさん、こちらもフランス人医師の名前です。リスフランさんは1790年生まれ。ナポレオン時代に軍医として活動し、足の切断術に関わる中で、足の中央付近にある関節を通る手術を行いました。
その場所が、後に「Lisfranc joint(リスフラン関節)」と呼ばれるようになったのです。
ショパール関節ってどこ?
専門的には横足根関節とも呼ばれます。簡単に言えば、「かかと側の足」と「足の真ん中」をつないでいる関節です。ショパール関節は「足を柔らかくする」のに役立ちます。
特に歩行中の回内・回外といった足の動きにも関係しています。足のクッション機能です。歩行時の足の安定性に関わります。歩くときに足を「しなやかに動かす」ための重要な関節です。
リスフラン関節は?
次にリスフラン関節です。こちらは専門的には足根中足関節と呼ばれます。簡単に言えば、「足の真ん中」と「足の前側」をつないでいる関節です。
リスフラン関節は「足の土台」を支えています。ショパール関節ほど大きく動く関節ではありません。足の前側を安定させます。歩行の終盤では、足部は徐々に硬い構造へ変化し、効率よく身体を前へ進めるための「てこ」のような役割を果たします。リスフラン関節を含む足根中足部の安定性も、この機能に関係しています。

もともとは足の「切断術」に関係する名前だった!
「ショパール関節」と「リスフラン関節」。
18~19世紀のフランスでは、ナポレオン時代の戦争などによって、多くの兵士が手足に大きなケガを負いました。当時は今のような治療法がなかったため、傷ついた手足を救うために「どこで切断するか」が重要な問題だったのです。
日本足の外科学会によると、フランソワ・ショパールは1791年に、足の途中で切断する手術を行いました。また、軍医だったジャック・リスフランも、多くの手足の切断に携わっています。こうした歴史から、現在の「ショパール」「リスフラン」という名前が残ったようです。
「足のアーチ」との関係性は?
足のアーチといえば、「土踏まず」ですね。足のアーチは、ただの「隙間」ではありません。歩くときには、身体を支えたり、衝撃を受けたり、力を伝えたりするうえで重要な役割を果たしています。
さらに歩行の最後には、足指、特に親指が反ることで足底腱膜が緊張し、足の内側のアーチが高くなり骨格が安定します。それにより身体を前へ進めるための「てこ」として働きやすくなります。
ショパール関節→リスフラン関節→足のアーチ→足指 これらが、歩くという一つの動作の中で、互いに関係しながら働いているのです。
だから「正しく歩く」ことが大切
ここまで読んでいただくと「足って、思っていたより複雑なんだな」と感じるのではないでしょうか?だからこそ、私は歩き方を大切にしています。
「自分の歩き方が正しいのか分からない」という方は、まず楽しく歩くことから始めてくださいね!
あなたの歩き方・足は大丈夫ですか?

