第810歩目 骨粗しょう症と「浮き指」セルフチェック【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

10月20日は「世界骨粗しょう症デー」です。ご存知だと思いますが・・・骨粗しょう症は、骨の強度が低下して骨折しやすくなる病気です。高齢になると、転倒をきっかけに骨を折ってしまうことがあります。特に多いのが太ももの付け根付近(大腿骨近位部)を骨折してしまうこと・・・。
骨折を防ぐには、骨の健康を守ることに加えて・・・もう分かってますよね!?自分の足の状態と毎日の歩き方にも目を向けることが大切!!この記事では、骨粗しょう症と転倒予防、そして気づきにくい足の症状「浮き指」について解説します。

骨粗しょう症で大腿骨近位部骨折に注意が必要な理由
日本で増えている大腿骨近位部骨折
2026年に公表された全国調査では、大腿骨近位部骨折の件数は1998年の約3万5,000件から、2023年には約12万3,000件に増えたと報告されています。25年間で約3.5倍です。
さらに、2024年に公表された研究では、国内の患者数は2020年の約24万人から、2040年には約32万人に増えると推計されています。高齢化が進む日本では、骨折予防の重要性がいっそう高まっています。
骨折後に起こりやすい「悪循環」
骨折すると入院と長いリハビリが必要になります。活動量が減れば筋力が低下し、再び転倒しやすくなるという悪循環にも注意が必要です。だからこそ、骨の健康を守ることと同時に、転倒そのものを防ぐ視点が欠かせません。
転倒予防で見落としやすい「浮き指」とは?
浮指とは足の趾(ゆび)が見た目には指が地面についていても、実際には圧力がかかっていないことがあります。そのため、自分では気づきにくい足の症状といえます。
浮き指があると・・・
足の指に圧力がかかっていないと、立っているときや動いているときの身体の使い方に影響する可能性があります。たとえば、左右で接地の仕方が違えば、身体の支え方や重心の移動にも差が生じることが考えられます。参考文献の研究でも、片足の母趾(親指)が地面に接していない状態で、立位時の前方への安定限界が小さくなることが報告されています。
- 注:浮き指が大腿骨近位部骨折の直接的な原因になる、とも言い切れません。
現時点では、浮き指は骨折の原因ではなく、足の機能・歩行・バランスを確認する一つの着眼点として捉えるのが適切です。慢性的な膝や腰の痛みが、足の指のトレーニングで改善したという報告もあります。
自分でできる足のセルフチェック
- まず立ちます。視線は真っすぐ前をみましょう
- 前を見た状態で、第三者が足の趾下へ名刺くらいの紙を入れます
- 指の下に名刺が入れば浮いています!
- 親指から1本づつやってみて!
足の状態確認の後は、歩き方を確認する
足の指が地面についているか、左右差はないか、歩くときにふらつきやつまずきがないかを確認したら、歩行チェックです!足に痛いところがないか、歩きにくいと感じるか、良くつまづくか・・・専門家に相談するのも一つの選択肢です。
なお、足の指が浮いているからといって、無理に地面へ押しつけたり、強く踏ん張ったりする必要はありません。まずは足の趾を手で動かしてストレッチしてくださいね!
参考にしてください→足趾のストレッチ動画です。
参考文献
- International Osteoporosis Foundation, World Osteoporosis Day(世界骨粗鬆症デー)
- Tanaka et al., Noncontact of the unilateral hallux with the ground reduces forward limits of stability while standing. (PMC)
- 厚生労働科学研究「医療機関受診者を対象として高齢者骨折の実態調査に関する研究」(厚生労働科学研究成果データベース)
あなたの足は大丈夫ですか?

