第780歩目 バナナの皮はやっぱり滑る!研究でわかったバナナの仕組み【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

バナナの皮は本当に滑る?

「バナナの皮を踏んで、ツルッ!」漫画やアニメでは、おなじみの光景。最近はないかもしれませんが(笑)でも「バナナの皮って、本当にそんなに滑るの?」実は私も試したことがあります。床が悪いのか、靴がわるいのか(いや、むしろ良かった!?)、あまり滑らなかったことを覚えています。

ただ、研究で実際に調べたところ、バナナの皮はかなり滑りやすいことがわかっています。そして、今回お伝えしたいのはバナナの雑学だけではありません。私たちの身の回りには、バナナの皮以外にも「足元が滑りやすくなる場面」がたくさんあります!

スッテンコロリンしない為にもちょっと知っておきましょう!

バナナの皮はやっぱり滑る!研究でわかったバナナの仕組み

バナナの皮は、本当に滑る

2012年に日本の研究グループが、バナナの皮と床の間にどのくらい摩擦があるのかを調べました。その結果、バナナの皮を床に置いて、その上から靴底を滑らせる実験では、摩擦係数が約0.07という非常に小さな値になりました。

摩擦係数と言われてもよくわからないのですが、簡単にいうと、「靴と床が、かなり滑りやすい状態」ということです。

バナナの皮そのものがツルツルしているからだけではありません。バナナの皮の内側には、細胞の中に「ゲル」のような物質があります。

皮が踏みつぶされると、この物質が出てきて、靴底と床の間に入り込みます。すると、靴底と床が直接こすれにくくなり、潤滑剤のような働きをすると考えられています。

つまり、

バナナの皮を踏む

皮がつぶれる

中のゲル状の物質が出てくる

靴底と床の摩擦が小さくなる

「ツルッ!」

というわけです。でも想像するとツルッよりは、グジュッ!!て感じですよね・・・。

では、バナナ以外で滑りやすいものは?

日常生活で、バナナの皮を踏む機会はそれほど多くありません。バナナを注意するよりは、「濡れた床」に遭遇する確率の方が高そうです。個人的には駅の構内で良く滑ります。雨が降った時にはレインブーツですので、余計滑りますよね・・・。更にお風呂場、洗面所、キッチン、玄関など、家の中にも滑りやすい場所があります。

家の場所によっては、裸足で滑る、靴下を履いていた方が滑る・・・などあると思います。気を付けましょう!

「滑る」と「つまずく」転倒に注意!

CDC(米国疾病予防管理センター)も、転倒予防のために、床の物を片付ける、滑りやすい場所を改善する、階段に手すりを設置する、照明を明るくするなど、住環境を整えることを勧めています。

つまり、転倒予防は「足を鍛える」だけではありません。足、靴、床、そして住環境。全部を一緒に考えることが大切です。ご家族にご高齢の方がいらっしゃる場合はリスクがなくなるよう、日々チェックしてください。いえ、ご高齢でなくても、気を付けましょう。

転ばないために「足」も見直してみよう

そして、もう一つ大切なのが自分自身の足です。いくら床を安全にして、滑りにくい靴を履いても、

  • 足が痛い
  • 足首が硬い
  • 歩くとふらつく
  • 足の指が動かしにくい
  • 下半身の筋力が落ちている
  • バランスが取りにくい

といった状態があれば、歩行の安定性に影響することがあります。転倒は足の状態、筋力、バランス、視力、靴、住環境など、いくつかの要因が重なって起こることがあります。

だからこそ、「転ばないように気をつける」だけではなく、「転びにくい足と環境をつくっておく」という考え方も大切です。まずは今日、自分の家の「滑りやすい場所」を一つ探してみることから始めてみましょう。

参考文献

  • Kiyoshi Mabuchi, et al.「Frictional Coefficient under Banana Skin」Tribology Online. 2012.
  • Kim I-J, et al.「Enhancing Footwear Safety for Fall Prevention in Older Adults: A Comprehensive Review of Design Features」Ann Geriatr Med Res. 2024.
  • Menant JC, et al.「Optimizing footwear for older people at risk of falls」J Am Geriatr Soc.
  • Cheever K, et al.「Evidence-Based Footwear Recommendations for Older Adults: Enhancing Mobility, Comfort, and Fall Prevention」Journal of the American Geriatrics Society. 2026.

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足のケアセンターの理念は「足を正して健康寿命を伸ばす」ことです。足ケア3メソッド(美歩行・足学・整体)で皆様の足とお身体が良くなって、未来の生活に変化が訪れることを願ってます!最後までお読みいただいてありがとうございました☆☆☆


【足のケアセンター代表 髙野篤史プロフィール】 柔道整復師  認知症介助士。足の根本改善を専門とし、施術累計3万人以上の実績を持つ。患者様に足の仕組みを知っていただくこと、そして動作改善により、手術なし・テーピングなしでの改善を実現。足から健康寿命を延ばす「100歳まで歩ける日本」の実現を使命として、足育の普及にも取り組んでいる。

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