第761歩目 子どもの足を育てるのは、特別なトレーニングより「遊ぶこと」!?【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

お子様にはたくさんお外で遊んでもらいましょう
「最近の子どもは、外で遊ばなくなった」こんな話を聞くことがあります。昔と比べると、公園で走り回ったり、木に登ったり、鬼ごっこをしたり、裸足で遊んだり……。そんな「昔ながらの遊び」をする機会は、少なくなっているのかもしれません。
もちろん、環境が昔と違うということもあります。公園でボール遊び禁止(どこでやればいいんだ!!)、暑いので外遊び禁止(森や林に行けば涼しいけど、立ち入り禁止!木に登るな!など)、そもそも公園がない・・・など。でも「遊ぶ」という行為は、子どもの足や身体を育てる大切な運動経験になります。

子どもの足は、成長している
生まれたばかりの赤ちゃんの足は、基本的に土踏まずがまだはっきりしていません。これは異常ではありません。子どもの足は成長とともに変化し、内側縦アーチ(土踏まず)も幼児期から学童期にかけて徐々に発達していきます。
子どもの足は年齢とともに「平らな足」から徐々に変化していき、土踏まずの発達は少なくとも小学校低学年以降まで続くことが示されています。
つまり、幼児期~学童期の身体活動や運動経験が、足部の形態・機能や運動能力の発達に関係しやすくなります。だからこの時期は、走る・跳ぶ・しゃがむ・片足立ち・でこぼこ道を歩くなど、いろいろな動きを経験することが大切。
そして8歳前後以降になると、活動量や運動経験の個人差が、足部のアーチや足趾の使い方、バランス、歩き方などの違いとして見えやすくなる可能性があります。だからこそ、この時期にどんなふうに身体を動かすのかが大切になります。
「遊ぶ」と、足だけではなく身体全体を使う
そして、もう一つ。遊びは足だけの問題ではありません。走れば心肺機能を使います。ジャンプすれば下半身を使います。片足立ちをすればバランス能力を使います。鬼ごっこをすれば、周囲を見ながら動く能力も必要です。
つまり、遊びながら身体全体を使っているわけです。
子どもの足の発達を調べた研究でも、足のアーチ(土踏まず)が発達した子どもでは、片足立ちなどの運動機能の改善もみられ、足のアーチの発達と運動制御との関連が報告されています。
「運動すれば必ず土踏まずができる」という単純な話ではありませんが・・・。足の発達には、成長そのもの、骨格、靭帯、筋肉、体格など、さまざまな要素が関係しています。
子ども達が、たのしく遊べる環境を!
子どもの頃にたくさん遊んだからといって、将来の外反母趾や扁平足を防げるわけではありません。ただ、子どもの頃の身体活動は、その後の運動習慣や健康とも関係しています。走る、跳ぶ、しゃがむ、登る、バランスをとる。
こうした動きを、子どもは「遊び」の中で自然に経験します。だから、特別な足のトレーニングだけが「足育」ではありません。
「運動させなきゃ!」ではなく、「遊ばせなきゃ!」思いっきり身体を使って遊ぶことも、足や身体を育てる大切な経験です。子どもが思いっきり遊べる環境をつくる。これも大切な「足育」ですね・・・。
参考資料
- Uden H, Scharfbillig R, Causby R. The typically developing paediatric foot: how flat should it be? A systematic review. Journal of Foot and Ankle Research. 2017;10:37.
PubMed - Chang CH, et al. Would foot arch development in children characterize a body maturation process? A prospective longitudinal study. 2022.
PubMed - García-Hermoso A, López-Gil JF, Ezzatvar Y. Tracking of physical activity and sport from childhood and adolescence to adulthood: a systematic review and meta-analysis. Translational Pediatrics. 2025;14(6):1117-1128.
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