第704歩目 扁平足だと兵隊に行かなくて済んだ!?戦時中の徴兵検査を解説【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

扁平足だと兵隊に行かなくて済んだって本当?
「戦時中、扁平足だと兵隊に行かなくて済んだ」
そんな話を聞いたことはありませんか?結論から言うと、完全に間違いではありません。
もちろん、扁平足の人全員が兵役を免除されたわけではありませんが、重度の扁平足で歩行に支障がある場合には、徴兵検査で不合格となり、戦地への召集を免除されるケースが実際にありました。
今日は、その理由についてお話しします!

当時の徴兵検査では身体能力が重要だった
戦前の日本では、徴兵検査によって身体の状態が細かく判定されていました。
判定は、
- 甲種・乙種:合格(現役兵や補充兵)
- 丙種:身体が弱い、または一部の障害がある
- 丁種:兵役免除
といった区分がありました。
重度の扁平足は、歩行能力に大きな問題があると判断された場合、「丁種(不合格)」、あるいはそれに準じた扱いになることがあったのです・・・。
なぜ扁平足が問題視されたのか?
現在の各国の軍隊は車両や航空機などによる移動、そしてドローンによる攻撃が中心のようですが、当時の日本軍は違いました。
兵士は何十キロもの装備を背負い、何十キロという距離を歩いて移動する「行軍」が基本でした。
つまり、歩くことが出来る、それ自体が戦闘能力だったのです。
扁平足では土踏まず(足のアーチ)が十分に機能しないため、足裏への衝撃が大きくなります。それによって
→疲れやすい→足が痛くなる→長距離を歩き続けることが難しくなる・・・といった問題が起こりやすくなると考えられていました。
一人でも歩けなくなれば部隊全体の進軍速度が落ち、作戦にも大きな影響が出てしまいます。
そのため軍としては、長距離行軍に耐えられない可能性のある人を、最初から入隊させないという判断をしていたのです。
当時の靴は今よりはるかに過酷
さらに忘れてはいけないのが履物です。
現在のようなクッション性の高いスニーカーや、足に合わせたインソールはありません。
当時は地下足袋や硬い軍靴が中心で、足への負担は現在とは比べものにならないほど大きなものでした。
現代でも扁平足の方は足が疲れやすいと言われますが、当時はそれが命に関わる問題だったと言っても過言ではありません。
戦争末期には状況が変わった
ただし、この話には続きがあります。
戦争が長引き、昭和19年頃から兵力不足が深刻になると、それまで不合格だった人まで徴兵されるようになりました。
軽度から中等度の扁平足の方や、以前なら身体的な理由で兵役を免除されていた方も、次々と召集されるようになります。
つまり、
「扁平足だから兵隊に行かなくて済んだ」
というのは、戦争前半から中期にかけて、なおかつ重症の扁平足だった場合に当てはまる話なのです。
足は昔も今も、とても大切
昔は歩くことが、そのまま生きること、戦うことにつながっていました。
だからこそ軍隊は「足」を非常に重視していたのです。
現代では命を懸けて何十キロも歩くことは少なくなりました。しかし、人生100年時代と言われる今、自分の足で元気に歩き続けられることは、健康寿命や生活の質を左右する大切な要素です。
「たかが扁平足」と軽く考えず、足の状態を知り、歩き方や靴を見直すことが、10年後、20年後の健康につながることになります!

