第693歩 和式トイレでしゃがめないのは老化?【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

和式トイレでしゃがめないのは老化?実は足首・股関節・筋力が関係しています
「和式トイレだと用が足せない…」
「そもそも、しゃがみこめない!」
「昔は平気だったのに、最近は和式トイレが怖い…」
そんな方はいらっしゃいますか?
実は、和式トイレが苦手になるのは単純に年齢のせいではありません。
その背景には、
- 足首の硬さ
- 股関節の柔軟性低下
- 太ももやお尻の筋力低下
- バランス能力の低下
など、体に起きている変化が関係しています。今回は、歳を重ねると和式トイレが難しくなる理由と、その改善方法(和式トイレ減っていますが、一応・・・)について解説します!

和式トイレは想像以上にハードな姿勢
和式トイレの姿勢は、運動でいうと「フルスクワット」になりますね!(注:実際、しゃがみ込んでスクワットすると膝を傷めてしまいますので、やらないでくださいね!)
深くしゃがみ込み、その姿勢を維持し、用を足したあとは、自分の力だけで立ち上がらなければなりません。
昔は当たり前だった動作ですが、最近はトイレも洋式が増えているので、日常生活で「深くしゃがむ」という動作そのものを行う機会が減っているのです。
和式トイレで用を足せない理由① 足首と股関節が硬くなる
和式トイレで深くしゃがむためには、股関節と足首が十分に動く必要があります。
特に重要なのが足首です。
足首には「背屈(はいくつ)」という、ふくらはぎを伸ばしつつ、つま先を上げる方向への動きが必要になります。
しかし年齢とともに筋肉や関節周囲の組織が硬くなると、
- かかとが浮いてしまう(ふくらはぎが伸びない!)
- せっかくしゃがんでも後ろへ倒れそうになる(用を足している時にひっくり返ったら大変💦)
といった状態が起こります。
和式トイレで用を足せない理由② 太ももやお尻の筋力が低下する
しゃがむだけでなく、立ち上がる時にも大きな力が必要です。
この時に活躍するのが、
- 大腿四頭筋(太ももの前)
- 大臀筋(お尻)
です。
加齢や運動不足によって筋力が低下すると、自分の体重を支えることが難しくなります。
すると、
- 立ち上がることができない!
- そもそも膝が痛い
- そもそも腰が痛い
という状態になりやすくなります。
和式トイレで用を足せない理由③ バランス能力が低下する
深くしゃがむ姿勢は意外と不安定です。
足の裏だけで全身を支えながら、重心をコントロールしなければなりません。
年齢を重ねると、
- 三半規管
- 足裏の感覚
- 深部感覚(体の位置を感じる能力)
などが少しずつ低下します。
その結果、バランスが崩れてしゃがみ込み姿勢が維持できなくなります。和式トイレが苦手になる原因は、筋力だけではないのです。
実は現代人は「しゃがめない人」が増えている
和式トイレが苦手なのは高齢者だけではありません。
最近では若い世代でも、
- かかとをつけてしゃがめない
- 後ろへ倒れてしまう
- 膝や腰が痛い
という方が増えています。
原因のひとつは、椅子中心の生活です。
便利になった反面、しゃがむ機会が減り、関節や筋肉を十分に使わなくなったことが影響していると考えられます。
最近の若い方達は脚が長い!というのもあるかもしれませんね。うらやましい。
和式トイレ対策!
① 足首を柔らかくする
②椅子スクワット
③ たまにしゃがみ込む練習をする
実は和式トイレの方が便は出しやすい?
「和式トイレは大変!」
ですが実は排便という観点ではメリットもあります。
ポイントは「直腸肛門角(ちょくちょうこうもんかく)」という角度です。
普段、私たちの直腸(便が通る管)は少し曲がった状態になっています。これは便が勝手に漏れないようにするための体の仕組みです。
ところが、深くしゃがむ姿勢になると、骨盤底筋群の一部である「恥骨直腸筋(ちこつちょくちょうきん)」が緩み、この曲がりがまっすぐに近づきます。
すると便の通り道が広がり、自然に排便しやすくなるのです。そのため和式トイレの姿勢は、排便時に強くいきまなくても済むかもしれませんよ!
【著者プロフィール】 千葉県船橋市の足のケアセンター船橋代表・柔道整復師 認知症介助士。足の根本改善を専門とし、施術累計3万人以上の実績を持つ。患者様に足の仕組みを知っていただくこと、そして動作改善により、手術なし・テーピングなしでの改善を実現。足から健康寿命を延ばす「100歳まで歩ける日本」の実現を使命として、足育の普及にも取り組んでいる。

