第769歩目 「歩くこと」と「脳」には深い関係がある!?【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

歩かないと脳が衰える!?「歩くこと」と「脳」に深い関係あり
皆さんは、普段どのくらい歩いていますか?「仕事はデスクワークだから、ほとんど歩かない」「車で移動することが多い」「買い物もネットで済ませるようになった」
このような方も多いのではないでしょうか?実は「歩くこと」と「脳の働き」には、意外と深い関係があることがわかっています。今日は、足の専門家として「歩く」という行為を少し違った角度から考えてみます!

歩くとき、脳は意外と忙しい
私たちは普段、何気なく歩いています。ところが、歩くという動作には、脳がさまざまな情報を処理しています。
「次はどこに足を置こう?」「ここは段差があるな」「人が前から来ている」「少し方向を変えよう」「地面が滑りそうだ」こうした情報を目や耳、足の裏などから受け取りながら、身体のバランスを調整して歩いています。
つまり、歩くことは単純な足の運動ではなく、脳と身体が協力して行う複雑な動作なのです。
歩く人ほど、認知機能が良い?
実際に、身体活動と認知機能については多くの研究が行われています。
2024年に発表されたメタ解析では、10万人を超える人を含む複数の研究を分析した結果、身体活動をしている人ほど、将来的な認知機能の低下が少ないことと関連していました。
ただし、その関連は決して「運動すれば認知症を防げる」と断言できるほど単純なものではないようです。それでも、身体を動かす習慣と、脳の健康には何らかの関係があることは注目されています。(資料1)
「歩く」と「海馬」の関係
もう一つ、興味深い研究があります。脳の中には「海馬」と呼ばれる場所があります。海馬は、記憶や学習に深く関わっていることで知られています。
2014年に発表された研究では、高齢者の普段の歩行量を調べたところ、歩行活動量が多い人ほど海馬の容積が大きいことが関連していました。さらに、70~79歳の高齢者を長期間追跡した研究では、歩く時間を比較的維持できていた人ほど、海馬の縮小が少なく、認知機能も維持されていたことが報告されています。(資料2)
「歩ける身体」をつくっておくことが大切
ここで、足の話に戻ります。年齢を重ねると「膝が痛い」「足が痛い」「外反母趾が気になる」「歩くと疲れる」「転ぶのが怖い」などの理由から、少しずつ歩く機会が減っていくことがあります・・・。
すると、
歩かない
↓
身体を動かす機会が減る
↓
筋力や体力が低下する
↓
さらに歩くのが億劫になる
という循環に入ってしまうことがあります。だからこそ、「1日1万ポあるくぞ!」ということでなく、「歩き続けられる足をつくっておくこと」が大切ですね。
これからも「歩ける身体」を大切に
もちろん、歩かないことだけが脳の衰えの原因になるわけではありません。しかし、現在の研究を見ると、身体活動や歩行と認知機能・脳の健康には一定の関連があることがわかっています(資料3)。
だからこそ、「最近あまり歩いていないな」と感じたら、まずはエレベーターではなく階段を使ってみる。近所なら車ではなく歩いてみる。少し遠回りして帰ってみる。そんな小さなところから始めましょう!
そして、そのためにも、
「いつまでも歩ける足」を大切にしておきましょう。足は、脳が働き続けるための大切な相棒なのかもしれません。
参考資料
- Walking Interventions and Cognitive Health in Older Adults: A Systematic Review of Randomized Controlled Trials(2025)(資料1)
- Physical Activity and Cognitive Decline Among Older Adults: A Systematic Review and Meta-Analysis(2024)(資料2)
- Low-intensity daily walking activity is associated with hippocampal volume in older adults(2014)(資料3)
あなたの足は大丈夫ですか?

