第744歩目 水の事故を防ごう!水中で脚が攣りやすいのはなぜ?【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

夏休みに海、そしてプールへ行かれる機会が増えると思います。暑い日に水の中へザブーンと入ると、本当に気持ちいいですよね。私も毎年海へ行くのですが、不意に水の中で動くと脚が攣ります。これ、結構怖いです。足が届かないところだと溺れる可能性もあります。
では、なぜ海やプールでは脚が攣りやすいのでしょうか?
「水が冷たいから?」
「汗をかいて水分が足りないから?」
「ミネラル不足?」
実は、そんなに単純な話ではないようです。
今回は、海やプールで起こる「脚の攣り」についてのお話です。水の事故が1件でも減ることを願いながら、こちらの記事を書きたいと思います。

そもそも「脚が攣る」って何?
まず、脚が攣るとはどういう状態なのでしょうか?簡単にいうと、筋肉が自分の意思とは関係なく、強く収縮してしまう状態です。一番多いのは「ふくらはぎ」が多いと思います。ふくらはぎが攣ると、筋肉がギューッと縮むので、痛くて動かしにくくなります。
この運動中に起こる筋肉の痙攣は、医学的には「運動関連筋痙攣(EAMC)」などと呼ばれています。そして「脚が攣る原因はこれ!」という一つの原因では説明できないと考えられています。
筋肉の疲労や運動強度、神経と筋肉のコントロール、水分や電解質の状態など、さまざまな要因が関係しているとされています。
つまり、
「塩分が足りないから攣った!」と、簡単には言えないですね。
海やプールでは「いつもと違う筋肉」を使っている
では、なぜ海やプールで攣りやすいのでしょう?大きなポイントの一つが、普段とは違う環境で、いつもとは違う身体の使い方をするから。
たとえばプールで泳ぐとき。水の中では、身体を進ませるために水の抵抗を受けながら脚を動かします。バタ足をすれば、ふくらはぎや太ももなどの筋肉を繰り返し使います。しかも、普段の歩行とは違い、足首を伸ばした状態で脚を動かし続けることもあります。
普段あまり使っていない筋肉を長時間使えば、それだけ筋肉は疲労します。運動による筋疲労は、脚が攣る大きな要因の一つと考えられています。
水分不足≠脚が攣る
「脱水したから必ず脚が攣る」というだけではなさそうです。勿論、攣るリスクを減らすことは必要ですし、熱中症防止の観点から水分摂取は必要です。は
また、運動関連の筋痙攣については、水分や電解質の他に、筋疲労や神経・筋のコントロールなど、複数の要因が関係すると考えられています。
では「水の冷たさ」は関係ある?
ここも気になるところ。海やプールの水に入ると、
「冷たっ!」となりますよね。水は空気よりも熱を伝えやすいため、水中では身体の熱が奪われやすくなります。水泳中に筋温が低下することも研究で確認されています。そのため、水温によって筋肉が冷やされることも、脚が攣る条件の一つとして考えることはできます。
ラッシュガードや帽子などで、少しでも保温を意識しましょう。
海やプールで脚が攣ったらどうする?
では、実際に水の中で脚が攣ってしまったら、まず安全を確保して可能なら水から上がります。そして、攣っている筋肉をゆっくり伸ばしましょう。ふくらはぎなら、足首をゆっくり反らせるようにして、痛みの様子を見ながらストレッチします。
ポイントは「グイッ!」ではなく「ゆっくり」です。また、海やプールに行く日は、遊び始める前から水分をとり、長時間続けて運動しないよう適度に休憩することも大切です。
海でビール、最高ですが・・・。水に入る時はアルコール摂取は避けましょう!!ガッチリ準備運動、水分補給、塩分チャージ、適度な休憩、そして無理をしない。これを意識して、海もプールも楽しんでください!
足を正して、身体を正す・・・足のケアセンター船橋でした。
参考資料
- Miller KC, et al. An Evidence-Based Review of the Pathophysiology, Treatment, and Prevention of Exercise-Associated Muscle Cramps. Journal of Athletic Training. 2022.
- Schwellnus MP. Cause of exercise associated muscle cramps (EAMC)—altered neuromuscular control, dehydration or electrolyte depletion? British Journal of Sports Medicine. 2009.

