第764歩目 「足指グーパー」で外反母趾は改善する?しない?【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

足指グーパー、外反母趾は改善する?
「外反母趾が気になるんです……」そんなご相談を受けたとき、よくお聞きするのが「足指をグーパーする運動をしています!」というお話です。
SNSやYouTubeなどでも、足指を広げたり、握ったりする「足指グーパー」はよく紹介されていますよね!私も足を専門にする前は、外反母趾の患者様にグーパーしてくださいね!で済ましておりました。
確かに、足指を動かすことは大切です。では、足指をグーパーしていれば、外反母趾は改善するのでしょうか?いろんなご意見があると思いますが、「足のケアセンター船橋」としての見解をお話ししたいと思います。

■ 足指を動かすこと自体は、悪くありません
「足指グーパーなんて意味がない!」という話ではありません。
むしろ、足指をしっかり動かすことには意味があります。
実際に、外反母趾の方を対象に「Toe-spread-out exercise(足指を広げる運動)」を8週間行った研究では、外反母趾角の改善や、母趾外転筋の筋断面積の増加が報告されています。(資料)
つまり、
足指を動かすことは、外反母趾に対する一つのアプローチになり得るということです。
これは研究でも示されているんですね!
では、なぜ当センターでは、「足指をグーパーしていれば大丈夫ですよ!」とは言わないのでしょうか?
■ 外反母趾は「親指だけ」の問題ではありません
ここが、足のケアセンターとして一番お伝えしたいところです。外反母趾になると、どうしても「親指が曲がっている」という部分に目がいきます。
もちろん、見た目としては親指が外側に曲がっているわけですから、当然ですよね。でも、足を実際に見てみると、親指だけが曲がっているわけではないことが多いです。
例えば、
・足の横アーチが崩れている
・足の指が浮いている
・足裏の荷重が偏っている
・足部が回内(内側に回転)している
・足指をうまく使えていない
・靴の中で足が圧迫されている
など、いろいろな要素が絡んでいることがあります。つまり、「親指が曲がったから、親指をまっすぐにする」だけではなく「なぜ親指がその方向へ動いているのか?」を考える必要があるんです!
■ 外反母趾だから、足指を鍛える?
外反母趾になったから「足指を鍛えなきゃ!」と思う方は多いと思います。勿論大事なことですが「なぜ、その足指がうまく使えなくなったのか?」を考える必要があります。
気づかないうちに土踏まずが弱ってくることによって(40代以降、一気に弱ってしまう方多いですよ)、足趾は浮きやすくなります。逆を言えば、足趾だけ鍛えても土踏まずが低下すれば、足趾は浮こうとしてしまいます。
ですので、土踏まずを挙げつつ、趾を地面に圧迫する運動が良いです。
👉こちらを参考にしてみてください
じゃあ、足指グーパーはやらないほうがいい?ということではありません。むしろ、足指を動かす習慣は持っていただきたい!ただし「足指グーパーをやっているから、外反母趾は大丈夫」は✕です。
外反母趾が気になっている方は、まず一度、靴を脱いで、ご自身の足をじっくり見てみてください。親指だけではなく、「足全体がどうなっているのか?」
まさにご自身の足に、改善のヒントが隠れているかもしれません。
参考資料
- Effect of toe-spread-out exercise on hallux valgus angle and cross-sectional area of abductor hallucis muscle in subjects with hallux valgus — PubMed 資料
あなたの足は大丈夫ですか?
