第750歩目 立っているだけで疲れる子どもが増えている? コロナ禍を過ごした子どもの足と姿勢【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

先日、千葉県内では線状降水帯が発生し、各地で大雨による被害が出ました。
被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。一日も早く穏やかな日常が戻りますことを、心よりお祈り申し上げます。

立っているだけで疲れる子どもが増えている?

「うちの子、立っているだけですぐ疲れるんです」「姿勢が悪いんです」「集中力がないんです」・・・などなど、そんな相談を受けたら、皆さんはどう思いますか?

「体力がないんじゃないの?」「運動不足じゃん?」もちろん、それもあるかもしれません。

でも、私はもう一つ「身体を支える力」にも注目してほしいと思っています。特に現在の小学校4年生から中学生くらいの子どもたちは、成長期の大切な時期をコロナ禍で過ごしました。学校生活、体育、外遊び、スポーツ、友達との遊び……。

それまで当たり前だった「身体を動かす時間」が大きく変わった世代です。では、それが今の子どもたちの身体に何か影響しているのでしょうか?

立っているだけで疲れる子どもが増えている?

コロナ禍で、子どもたちの「動く時間」が減った

コロナ禍では、学校閉鎖や外出制限などによって、子どもたちの身体活動量が低下したことが多くの研究で報告されています。5~17歳を対象とした系統的レビューでは、コロナ禍の前後を比較した研究の多くで、子どもの身体活動量が全体的に減少したことが報告されています。特に学校やスポーツ活動への依存度が高かった子どもほど、活動する機会を失いやすかったとされています。※資料1

また、別の系統的レビュー・メタ解析では、コロナ禍における子ども・青少年の身体活動が、パンデミック前と比較して有意に減少。特に8~12歳の学童期や思春期の子どもたちで低下が目立ったと報告されています。※資料2

ご承知の通り「コロナ禍で子どもが動かなくなった」これは、単なる印象ではなく、研究でも確認されている現象なのです・・・。

では「立っているだけで疲れる」のはなぜ?

ここで大切なのが、「立つ」という動作は、何もしていないようで、実は全身運動だということ。人間は立っているとき、足の裏から入ってくる情報を利用しながら、足首、膝、股関節、骨盤、背骨などを細かく調整しています。

完全に動かない「棒」のように立っているわけではありません。身体は常に「ちょっと右に傾いた」「今度は左に傾いた」「前に倒れそう」「後ろに倒れそう」という情報を受け取りながら、バランスを取り続けています。

そのとき重要になるのが、足裏からの感覚情報と、身体を支える筋肉の働きです。

だからこそ、

足裏で身体を支える力がうまく使えない

姿勢が崩れる

別の筋肉が頑張る

立っているだけでも疲れる

ということが起こる可能性があります。

「猫背」と「呼吸」も関係する?

ここで、もう一つ気になるのが「呼吸」です。コロナ禍では長時間マスクを着用する生活が続きました。ただし、ここは注意が必要です。「マスクをしていたから子どもが口呼吸になった」「マスクによって慢性的な浅い呼吸になった」と断定できる十分なエビデンスは、現在のところありません。

マスクが呼吸機能に与える影響については、研究によって結果が異なっており、特に子どもについての長期的なデータは十分ではありません。※資料3

では、なぜ「呼吸」と「姿勢」が話題になるのでしょう?それは、口呼吸をしている子どもと姿勢の関係を調べた研究があるからです。口呼吸をする子どもでは、頭を前に出すような姿勢などが見られるという報告があります。ただし、これについても系統的レビューでは、「口呼吸と姿勢の関連を示す証拠はあるものの、研究の質は低く、明確な因果関係までは証明されていない」とされています。※資料4

ですので、

「口呼吸だから猫背になる!」と単純に決めつけるのではなく、呼吸・姿勢・身体活動・筋力などは、お互いに関係しながら身体の使い方を作っていると考えましょう。

そして、私が気になるのは「足」!

猫背になっている子を見ると、「背中を伸ばしなさい!」と言いたくなりますよね。でも、ちょっと待ってください。背中だけを直そうとしていませんか?人間の身体は、足の上に積み重なっています。

足元が不安定なのに、「胸を張って!」「背筋を伸ばして!」と言われても、子どもからすれば、「どうやって?となってしまいます。地面との接点が身体の土台となります。こちらにも着目しましょう!第749歩目のブログを参照にしてください

コロナ禍を過ごした子どもたちは・・・

現在、小学校4年生~中学生くらいの子どもたちは、幼少期から学童期にかけてコロナ禍を経験しました。この世代を「コロナ世代だから身体が弱い」と決めつける必要はないと思います。

ただ、研究からも、コロナ禍に子どもたちの身体活動量が減少したことは確認されています。この時期に運動することによって足の骨格が完成していきます。そこで運動量が少なかった子供達に、「もっと運動しなさい!」だけではなく、「ちゃんと身体を使えているかな?という視点が大切です。

走る。跳ぶ。しゃがむ。片足で立つ。裸足で地面を感じる。そして、しっかり歩く。こうした日常の何気ない動作そのものが、子どもの身体を育てていきます。

足を正して、身体を正す。体幹トレーニングだけでなく、足にも着目してみてくださいね!

 


ご自身の姿勢や足について知りたいな・・・という方はぜひ千葉県船橋市の当センターへ一度いらしてください。外反母趾・内反小趾・たこ・ウオノメなど足でお悩みの方はお気軽にお問合せください。美しい歩行も、日々の意識と少しのトレーニングで身につけることができます。


【足のケアセンター代表 髙野篤史プロフィール】 柔道整復師  認知症介助士。足の根本改善を専門とし、施術累計3万人以上の実績を持つ。患者様に足の仕組みを知っていただくこと、そして動作改善により、手術なし・テーピングなしでの改善を実現。足から健康寿命を延ばす「100歳まで歩ける日本」の実現を使命として、足育の普及にも取り組んでいる。

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