第495歩 「歩くたびに足裏が痛い…これって歳のせい?」実は“靴と土踏まずの放置”が全身の痛みの犯人【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

Q&A なぜ“土踏まずが低い”だけで膝痛・腰痛が悪化する?
Q1. なぜ「土踏まずが低い=扁平足」は、膝・腰に影響が出る!?
A1. 土踏まず(足底アーチ)は、歩行時に地面からの衝撃を吸収・分散するクッションの役割を果たします。扁平足気味でアーチが低いと、その衝撃が直接、膝、股関節、腰まで伝わりやすくなります。結果、歩くたびに足だけでなく全身に負担がかかります。
Q2. なぜ「履きやすい靴」がかえって扁平足を悪化させるの?
A2. スリップイン(脱ぎ履きしやすい)靴は便利ですが、靴の中で足が遊びやすく、足の骨格が不安定な状態になりやすいです。そのため、足底アーチを支える力が弱まり、扁平足がさらに進行する可能性があります。
Q3. 年齢を重ねた人でも「足・身体の再構築」は可能か?
A3. はい。たとえ70代でも、正しい歩き方、足の使い方、適切な靴選びを組み合わせれば、足底アーチや歩行姿勢を改善し、膝・腰の痛みの軽減につながることがあります。実際に、足のケア専門院では高齢の方も改善例が多数あります。
この記事では、70代女性の扁平足の状態から、歩行時の足裏の痛みや膝・腰の痛みに悩んでいたC様の事例を通じて、「なぜ痛みが起きていたか」「なぜ従来の“履きやすい靴”がマイナスだったか」「どのように改善したか」を、足学・動作改善・靴選びの観点から説明します。もし皆様が「最近歩くと足が痛い」「膝や腰に違和感がある」「自分の靴は本当に合っているのか?」と感じているなら、ぜひ自分のこととして読み進めてくださいね!

C様のケース:土踏まずが消えた扁平足と、その影響
C様はご旅行や習い事などで日常的に活発に動かれており、歩く機会も多かった方です。しかし「歩くと足の裏が痛い」とのことで当センターに来られました。足を診ると・・・土踏まずがほとんど消えている状態でした。
足底アーチである土踏まずがなければ、歩行時にかかる地面からの衝撃をうまく吸収・分散できません。そのため、1歩ごとに足首や膝・股関節、そして腰へと衝撃が伝わってしまいます。実際、C様も膝や腰の痛みに悩まされることが多くありました。
また、普段履かれていた靴は「スリップインできる履きやすい靴(〇〇ッチャーズ)」。確かに脱ぎ履きが楽で便利ですが、靴の中に余白があることで足が遊びやすく、骨格が安定しません。そうすると、足底アーチを支える足の“ロック”が弱くなり、扁平足はさらに悪化する危険があったのです。
なぜ「足育」「足学」「正しい靴選び」が重要か
足は身体の“土台”となります
足のケアセンター船橋 では、足の構造と使い方を理解し、土台を整える「足育(そくいく)」を重視しています。
足育では、単に見た目や痛みの改善を目指すのではなく、「足底アーチ」「足指の使い方」「重心のかけ方」「歩行姿勢」など、“足と身体の使い方の根本”を整えることを目的とします。正しい靴選びや歩き方、足裏の使い方を身につけることで、足だけでなく全身のバランスが整い、腰痛・膝痛などの軽減につながります。
足底アーチの重要性と、扁平足が体に与える影響
土踏まず(足底アーチ)は、歩行時に体重と地面からの反力を分散し、足〜脚〜体幹へと負担をコントロールする構造。扁平足でアーチが崩れると、このクッション構造が崩壊し、地面からの衝撃が直接膝や腰に伝わりやすくなります。これが、なかなか改善しない膝痛・腰痛などの原因にもなり得ます。
また、足が不安定だと、重心のブレや姿勢の悪化を招き、疲れやすさ、転倒のリスク、さらには肩こり・腰の痛みなど全身の不調につながることもあります。
靴は“足育”における重要要素
多くの人が「履きやすい」「脱ぎ履きしやすい」といった理由で、スリップイン靴やゆるめの靴を選びがちです。しかし、それらは足の骨格を安定させず、足底アーチを支える力を弱める原因となります。特に扁平足や足裏の弱い人が履き続けると、アーチがさらに潰れ、足の歪みが進行する可能性があります。
つまり、靴選びは見た目や履きやすさだけでなく、「足の骨格を安定させるか/崩すか」を左右する非常に重要な要素なのです。
C様が実践した“足改革”プロセス
C様の足を改善するために、足ケアでは以下の3点を柱にケアを行いました
-
動作改善 — 日常の立ち方・歩き方を見直し、足底アーチを正しく使う意識を身につける。
-
足の運動(足育) — 足裏の筋肉、足指、体重のかけ方を含めた足の使い方をトレーニング。
-
靴の見直し — スリップイン靴から、足を安定させる靴への履き替えを指導。
この組み合わせによって、C様の足は少しずつ変化し、土踏まずの機能性が回復傾向に。また、足だけでなく、膝・腰の痛みの軽減、歩行の安定、歩きやすさの改善なども実感されました。
現在も月に一度、足・お身体のチェックとメンテナンスのために当センターを受診いただいており、良い状態を維持されています。
チェックリスト(あなたの足・靴・歩き方のセルフチェック項目)
-
足裏の土踏まずがない(自覚あり)/扁平足気味
-
歩くと足の裏が痛い、すぐ疲れる、足が重だるい
-
膝・股関節・腰など、どこかが常に痛い、疲れやすい
-
普段、スリップイン靴や“ゆるめの靴”を履いている
-
歩き方、立ち方で足裏のどこに体重がかかっているか意識していない
-
長時間歩いたり立ったりすると、足だけでなく脚全体や腰が辛くなる
もし「はい」が1つでもあれば、それは“足の土台機能の崩れ”によるトラブルが進行している可能性があります。
あなたに伝えたいメッセージ
あなたの「足」「歩き方」「靴」は、単なる「日常の道具」ではありません。あなたの体を支える“土台”であり、将来の「歩ける人生」「健康寿命」を左右する大切な要素です。
たとえ70代、80代であっても、「今から足を見直す」ことで、痛みの軽減、姿勢の改善、歩きやすさを取り戻すことは可能です。
もし「最近、歩くたびに足や膝・腰がつらい」「靴が合っているのか分からない」と感じているなら、まずは足底アーチの有無、靴のフィット感、歩き方の癖をセルフチェックしてみてください。そして必要であれば、専門の“足育”“足ケア”を受けることで、生活の質が変わる可能性があります。
あなたの足は、今も、そしてこれからも、あなたの人生を支える大切な基盤です。あきらめず、まずは“足の見直し”から始めて100歳まで歩ける足作りを目指しましょう。

