「歩き方には性格が出る」「疲れているとは足を引きずるように歩く」
こうした話を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
歩行には感情・気持ちが現れます。自信のある歩き方、逆に自信がない歩き方。疲れた時、怒った時、嬉しい時・・・歩き方が変わります。でも皆様、大人ですのであまり「もろに感情を出す」という方は少ないと思いますが、わざとやってみるとわかると思います。
試しに一番見た目がわかりやすい、怒っている歩き方をやってみてください!普段ストレスが多い方は・・・意外と簡単にできるかもしれません(笑)

マイナス感情のときに起こる「トボトボ歩行」の正体
気分が落ち込んでいるとき、疲労が強いとき、自信を失っているとき。
人は無意識のうちに、トボトボとした歩き方になります。
この歩行の特徴は以下の通りです。
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足裏全体をペタペタと接地する
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つま先で地面を蹴れない
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股関節が伸びず、歩幅が狭くなる
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太ももの前側(大腿四頭筋)に頼った歩行になる
この「ペタペタ歩行」は、走るときには必要な要素も含みますが、日常歩行で常態化すると問題が起こりやすいです。
足の骨格は非常に繊細で、56個もの骨と多数の関節・靭帯・筋肉によって成り立っています。
本来、歩行ではアーチ構造がバネのように働き、衝撃を吸収・推進力へ変換します。
しかしペタペタ歩行が続くと、
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足裏のアーチを活用できない
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足が内側に回転しやすい
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外反母趾・扁平足・浮き指を助長する
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膝・股関節・腰へ負担が連鎖する
という負の連鎖が起こります。
嬉しいとき・前向きなときの歩行は「インナーマッスル主導」
一方で、嬉しいとき、意欲に満ちているとき、自信をもって歩いているとき。
このときの歩行は、まったく別物になります。
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背筋が自然に伸びる(前を見ている)
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骨盤が立ち、重心が安定する
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お腹・股関節・足裏のインナーマッスルが連動する
この歩行は「足で歩く」のではなく、身体全体で歩く感覚です。
足はあくまで“地面との接点”であり、推進力は体幹から生まれます。
欧米の方の歩行が堂々として見えるのは、骨格や文化だけでなく、
体幹主導の歩行パターンが無意識に身についているケースが多いからです。
日本人に多い「感情と歩行の切り離し」が不調を生む
日本人は感情を表に出さず、姿勢を小さくまとめる文化があります。
その結果、
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気持ちは前向きでも身体が縮こまる
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無意識に足だけで歩こうとする
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緊張が抜けず、呼吸が浅くなる
こうした状態が長年続くことで、
足の変形や慢性痛として身体に表現されていくのです。
足は感情の影響を非常に受けやすい部位です。
足裏の感覚は脳と直結しており、歩行は“感情のアウトプット”でもあります。
意気揚々と歩いてみよう!
細かい理論を一度脇に置いて、
ぜひ一度、意気揚々とした気持ちで歩いてみてください。
正しい姿勢をとった後、
「今日は気分がいいぜー!」と身体に思い込ませるように歩く。
それだけで歩行が変わるだけでなく、
足の使い方、重心、呼吸まで変わってきます。
歩行は毎日の習慣です。
せっかく歩くなら、痛みを我慢しながらではなく、
自分の身体と気持ちが前向きになる歩行を選んでほしいです。
足を整えることは、
今だけでなく、これから先の人生を支える土台づくりです。
「歩き方が変わると、気持ちが変わる」
そして
「気持ちが変わると、歩き方が変わる」。
その循環を、今日の一歩から始めてみましょう!!
※恥ずかしいですが、動画も観てくださいねー