第511歩 「日常歩行にこだわりすぎた?」足育研究会で気づいた“簡単すぎる歩行指導”の落とし穴【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

この記事でわかる結論
Q:歩き方を変えるだけで、外反母趾や慢性痛は改善するの?
A:正しい評価と、日常に落とし込める“生理学的歩行”ができれば改善の可能性は十分あります(個人差あります)。
Q:足のトラブルは、なぜ全身症状につながるの?
A:足は姿勢と体幹の土台。足の使い方ひとつで、骨盤・背骨・首まで連鎖的にズレるからです。
Q:専門家は歩行をどう見ているの?
A:理学療法士・柔道整復師は、筋・骨・神経の連動から「再現性のある歩行」を評価します。

Q&A|多くの方が抱える疑問
Q:毎日歩いているのに、なぜ足が悪くなるのですか?
A:歩いている「距離」ではなく、「使い方」に問題があるケースが非常に多いからです。
Q:ストレッチや筋トレだけではダメですか?
A:一時的な対処にはなりますが、歩行動作が変わらなければ再発しやすいと思われます!
はじめに|歩行を学び直すという選択
先日、足育研究会の勉強会に参加し、
Fit45 中野坂上店にて、理学療法士・小暮先生の講演を拝聴しました。
テーマは――歩行。
私は日頃、柔道整復師として、外反母趾・足の痛み・姿勢不良・慢性腰痛や首痛に向き合っています。
その中で強く感じているのが「歩行を変えなければ、体は変わらない」という事実です。
足のケアセンターオリジナル「足ケアスリーメソッド」とは
足ケアスリーメソッドは、
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足部評価
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動作の再教育
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日常動作への落とし込み
この3つを軸に、考えすぎず、続けられる歩行を目指して構築してきました。
✔ スタイリッシュ
✔ 無理がない
✔ 生理学的に破綻しない
患者様一人ひとりの足を診ながら、現場で進化させてきた実践型メソッドです。
今回の学び「簡単すぎる足ケア歩行」の落とし穴
今回の勉強会で、強く気づかされたことがあります。
それは、
「日常に落とし込むこと」を重視しすぎて、評価と理屈が粗くなっていたかもしれない
という反省です。
足は、想像以上に繊細です。
わずかな荷重のズレ、指の使い方の違いだけで、
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タコ・魚の目
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外反母趾
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浮き指
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扁平足
が生まれます。
そしてその影響は、体幹 → 骨盤 → 背骨 → 首へと確実に波及します。
【チェックリスト】あなたの歩行、大丈夫ですか?
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□ 靴の外側ばかり減る
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□ 親指が地面にうまく当たらない
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□ 小指側に体重が乗りやすい
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□ 長く歩くと腰や首が痛くなる
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□ 足指がうまく開かない
1つでも当てはまれば、歩行の見直しが必要です。
専門家としての立場と使命
私は柔道整復師として、
「足から身体を正し、健康寿命を延ばす」
ことを使命としています。
100歳まで、自分の足で歩ける日本へ。
そのために、
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足育の考え方
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医学的評価
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現場で磨かれた歩行指導
これらを融合し、再現性のある指導を行い続けます。
おわりに|歩行は、一生使う動作だからこそ
歩行は、特別な運動ではありません。
毎日、無意識に行っている動作です。
だからこそ、
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間違ったまま続ければ、確実に身体を壊す
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正しくなれば、静かに身体を整える
今回の学びを糧に、
より精度の高い足の評価と、
より伝わる歩行指導を提供していきます。
「歩くたびに、体が壊れていくのか」
それとも
「歩くたびに、体が整っていくのか」
その分かれ道は、足元にあります!!
専門家のご指導への感謝と、これからの歩行指導について
最後になりますが、
日頃より学術的・実践的な視点から多くの学びをいただいている足育研究会 高山先生、そして今回、歩行というテーマを通して、理学療法士としての深い知見と臨床視点をご教授くださった小暮先生に、心より感謝申し上げます。

