第510歩 「その場では楽になるのに…」整体ジプシーが抜け出せなかった“浮指”という盲点【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

なかなか良くならない膝痛・背中の痛み…原因は「浮指(うきゆび)」かもしれません
Q:何度通っても膝や背中の痛みを繰り返すのはなぜ?
A:「足の指」に圧力がしっかりかかっておらず、足から上が不安定なままだからかもしれません!
整骨院や整体でその場は楽になるのに、
・膝の痛みが再発する
・背中のハリがすぐ戻る
・なんとなく体がだるい
そんな経験はありませんか?
実はそれ、足の指が正しく地面を使えていない「浮指」が関係している可能性があります。
いや、私の足の指はちゃんと接地して、圧力もかかっているわ・・・と、思うかもしれません。でも実際検査すると、おや!浮いてるやん!ということが多いです。

Q:浮指とは何ですか?
A:見た目は地面についていても、実際には「体重が乗っていない指」のことです。
浮指とは、足の指が完全に宙に浮いている状態だけを指すわけではありません。
多くの場合、
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見た目は地面についている
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本人の自覚はない
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しかし「圧がかかっていない」
という非常に分かりにくい状態です。
足の指10本のうち、たった1本でも圧が乗っていなければ「浮指」といいます。
Q:浮指があると、なぜ膝や背中まで影響するの?
A:足元のわずかな不安定さが、体の上に行くほど大きな歪みになるからです。
足は「身体の土台」です。
土台が不安定なまま立ち、歩き、動けばどうなるでしょうか?
①足元がブレる
↓
②膝がねじれる
↓
③骨盤が傾く
↓
④背骨が丸まる
↓
⑤肺が広がらず呼吸が浅くなる
↓
⑥集中力が落ち、気分まで沈む
②~⑥は代表的なものを書きましたが、それ以外にも腰が痛い、首が痛い・・・などたくさんの症状がみられます。全て、その番号よりも前を改善しないと、症状を繰り返してしまいます。例えば③の骨盤をなんとかしたいようであれば、①足元と②膝の動きもみていかなければなりません。
あなたの足に「浮指サイン」はありませんか?
以下に1つでも当てはまれば要注意です。
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□ 立つと指が地面を「掴んでいる感覚」がない
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□ 足の指でグー・チョキ・パーがうまくできない
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□ 靴の中で指が動いていない感じがする
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□ 膝痛・腰痛・背中の痛みを繰り返している
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□ 冷えやすい・むくみやすい
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□ 姿勢を意識しても長続きしない
これらはすべて、浮指と深く関係しています。
【簡単セルフチェック】浮指の確認方法
立った状態で、第三者にチェックしてもらいます。
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名刺ほどの紙を用意
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足の指の下に、スッと紙を滑り込ませる
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指の下を紙が通ってしまう → 浮指の可能性大
※見た目で判断できないため、この方法が非常に有効です。
なぜ今「足指」なのか?―専門家の視点―
足は、脳から最も遠い場所です。
年齢・運動不足・靴環境の影響で、
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神経伝達が鈍くなる
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指を動かす感覚が低下する
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気づかないうちに使えなくなる
これが指の退化を生みます。
そしてちょっと重心がズレた立ち方や歩き方をしていると、足の骨格(片足28個の骨があります)が崩れた状態になるのです。この状態は土踏まずを下げると同時に、指先は挙がります。だから気づかない間に指が挙がってしまうんです!
足指の機能低下が全身不調の起点になっていくのですね・・・。
今日からできる対策|まずは「足指を動かす」
浮指と断定できなくても構いません。
今すぐ大切なのは、足指を目覚めさせることです。
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指を1本ずつ開く
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適切なサイズの靴を履く(まずはスニーカー中心に履きましょう)
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とにかく足に触れましょう!!
これだけでも、足と身体は確実に変化します。
まとめ|100歳まで歩ける体は「足指」から始まる
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膝や背中の痛みが繰り返す
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どこに行っても改善しない
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年齢のせいと言われた
そんな方ほど、足元を見直してください。
足を改善することは、
健康寿命を延ばすこと。
そして、
100歳まで歩ける日本をつくること。
それが、私たち柔道整復師が目指している未来です!

