第508歩 「姿勢を良くしているのに、なぜ腰と足が痛くなる?」足の専門家が明かす“本当に正しい姿勢”【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

「頑張る姿勢ほど不調になる」100歳まで歩くための“足から整える姿勢”の話
Q:本当に身体に良い「正しい姿勢」とは?
A:生理学的に正しい姿勢とは、耳たぶ―肩―股関節―膝―外くるぶしが一直線上に並び、無理なく立ち・動ける状態です。
学校で教わる「気を付け!」の姿勢や、反り腰になりやすい姿勢は、長期的には腰痛・首痛・外反母趾などの原因になることがあります。

この記事で分かることは・・・?
1. 学校で習った姿勢はなぜ違和感がある?
2. ダンスや武道の姿勢も腰痛の原因になる?
3. 生理学的に良い姿勢の判断基準は?
4. 座り姿勢はどうして身体に悪い?
5. 足と姿勢、外反母趾はどう関係している?
この記事では、「姿勢を良くしなさい」と言われ続けてきたあなたが、なぜ疲れやすく、腰や足に不調を抱えてしまうのかを、足の専門整体の視点から分かりやすく解説します。
1.学校で教わる「良い姿勢」がつらい理由
学校教育では「気を付け!」の姿勢として、
- 胸を張る
- 腰を反らせる
- 顎を引く
と教えられることが多いです。
しかしこの姿勢を日常で続けると、
- 腰椎が過剰に反り、反り腰による腰痛
- 顎を引き過ぎて、首が常に引き伸ばされる
- 太もも前・ふくらはぎが過緊張し、足裏のアーチが崩れる
といった問題が起こりやすくなります。
実際に【足のケアセンター船橋(https://ashinokea.com/)】へ来院される方の多くが、「姿勢を良くしようと頑張った結果、痛みが増した」という経験をされています。
2.ダンス・武道の「良い姿勢」に潜む落とし穴
ダンスや武道では、
- 骨盤を立てる
- 軸を意識する
- 背筋を伸ばす
といった指導がされます。
一見とても理想的ですが、日常生活で再現すると、
- 立っているときは反り腰
- 座ると一気に猫背
という姿勢の二極化が起こりやすくなります。
このタイプの方は、
- 腰痛
- 股関節痛
- 外反母趾・足底筋膜炎
を併発しやすいのが特徴です。特に武道では親指へ荷重をかけることが多く、これは足の骨格を開きやすくさせます。とはいえ、筆者である私も、空手、柔道をやっていましたが外反母趾や扁平足にはなっていません。ですので個人差はあります。
3.生理学的に正しい姿勢とは何か?
生理学的な視点で見る「良い姿勢」は、とてもシンプルです。
横から見たチェックポイント
- 耳たぶ
- 肩の中心
- 股関節
- 膝
- 外くるぶし
これらが一直線上に並び、地面に対して垂直になっていること。
これは健康寿命を延ばす上でも重要視されている考え方で、足裏から頭まで重力を効率よく使える姿勢です。
無理に胸を張らず、顎を引かず、「頑張らなくても立てる」状態こそが、身体に負担の少ない姿勢なのです。
4.座る姿勢が身体に与える本当の影響
人間は本来、狩りや移動をする動くための生き物です。
そのため、
- 長時間座る
- 同じ姿勢を続ける
こと自体が、身体には大きなストレスになります。
「正しい座り姿勢」を完璧にやろうとしても、 結局どの姿勢でも負担はゼロになりません。
座り姿勢で最も大切なのは、
『身体の上に頭を乗せる』意識です。
- 顎を引きすぎない
- 頭だけ前に出さない
- 背もたれに頼りすぎない
そして、
- 1時間に1回立つ
- トイレついでに歩く
- 帰り道に一駅分歩く
こうした小さな動きの積み重ねが、姿勢と足を守ります。
5.足と姿勢、外反母趾はどう関係している
姿勢は
- 足裏アーチ
- 重心位置
- 歩行動作
足から全身の姿勢を再構築します。
これは一時的な矯正ではなく、 100歳まで歩ける身体を目指すための土台作りです。
外反母趾、腰痛、首こり、膝痛。
これらは別々の問題ではありません。 すべては足と姿勢の連鎖です。
足を整えることで、
- 無理のない姿勢
- 疲れにくい歩行
- 痛みの出にくい身体
が手に入ります。
「姿勢を頑張る」のではなく、 自然に整う身体を一緒に作りませんか?
あなたがこれからも、自分の足で歩き続けるために。
