第507歩 「最近、片脚だけ重いんだけど…年齢のせいじゃない?」 実は“神経圧迫”が始まっているサインかも!【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

片脚がズーンと重い…それ、歩き方が原因?それとも神経?
Q:片脚だけがズーンと重く、だるい。痛みやしびれも少しある。
これは歩き方が悪いからでしょうか?
A:結論から言うと、
「歩き方の問題」と「神経の圧迫」が同時に起きているケースが非常に多いです。
とくに多いのが
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坐骨神経がどこかで圧迫されている
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その背景に、姿勢・歩き方・座り方のクセがある
というパターンです。まずは神経症状を正しく理解し、
同時に「なぜそこに負担が集中したのか」を修正しないと、再発します。

片脚が「ズーン」、神経圧迫のサインかもしれません
「最近、片脚だけ重い」
「疲れていないのに、脚がだるい」
「痛いほどではないけど、違和感が抜けない」
こうした感覚を、
「年齢のせい」「運動不足」「歩き方が悪いから」と
見過ごしていませんか?
実はこれ、神経症状の初期サインであることが非常に多いのです。
神経をイメージで理解しましょう
脳を「大きな粘土のかたまり」と想像してください。
そこから棒状の粘土が伸びています。これを脊髄といいます。
さらに、その棒から左右に電気コードのようなものが伸びています。
これが神経です。
この電気コード(神経)が、
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骨
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筋肉
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筋膜
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姿勢の崩れ
などによって圧迫されると、
✔ ズーンとした重さ
✔ 痛み
✔ しびれ
✔ 力が入りにくい
といった症状が現れます。
大腿部〜下腿にかけての神経症状の代表名は「坐骨神経痛」
大腿部から下腿にかけて症状が出る場合、
多くの方が当てはまる症状名が
坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)です。
ただし重要なのは、
👉 坐骨神経痛は「病名」ではなく「症状名」
という点です。
坐骨神経が圧迫される主な傷病名
① 腰椎椎間板ヘルニア
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最も多い原因
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お尻 → 太もも → ふくらはぎ → 足先へ放散
② 腰部脊柱管狭窄症
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中高年に多い
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歩くと悪化、休むと楽(間欠性跛行)
③ 梨状筋症候群
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お尻の深部で坐骨神経が圧迫
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長時間座ると悪化しやすい
④ 脊椎すべり症・分離症
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神経の通り道が狭くなる
⑤ 腫瘍・血腫・外傷後
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稀だが見逃してはいけない原因ですね・・・
実は「座っている方が腰に悪い」
意外に知られていませんが、
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立っている時の腰の負担:100
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座っている時の腰の負担:140
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前屈みで画面を見る:さらに増加
つまり、デスクワークは立ち仕事以上にリスクが高いのです。
なぜ「足」から整える必要があるのか
足は、
姿勢・歩行・神経負荷のすべての土台です。
外反母趾、扁平足、足指の機能低下があると、
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重心が崩れる
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歩き方が乱れる
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骨格が乱れて、骨・筋肉が神経を圧迫・ストレスを蓄積させる
結果として、
坐骨神経に負担が集中します。
健康寿命を延ばすために必要な視点
一時的に神経症状を取るだけでは、
また同じことを繰り返します。
✔ 足の構造
✔ 姿勢
✔ 歩き方
✔ 座り方
✔ 生活環境
これらを足元から再教育することが、
「100歳まで歩ける身体」への唯一の道です。

