第502歩 「成長すれば治る」は危険?10歳サッカー少年の土踏まずが消えたわけは??【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

10歳の男の子・サッカー少年の「立ち方が変?」は扁平足ではなかった?

Q:
10歳の子どもがサッカーをしていて、「立ち方が変」「足がグニっと内側に倒れる」。
成長に問題はありませんか?

A:
結論から言うと、見た目が扁平足でも、今回のケースのように実際は「足を潰して立っているだけ」というケースは非常に多くあります。一般的に、土踏まず(内側縦アーチ)は5〜7歳頃に完成すると言われています。
そのため10歳で土踏まずが潰れて見えると、親御さんは不安になります。足の骨格・指の使い方・歩行・姿勢が連動して崩れていることが原因です。

外反母趾

正しい足の使い方と、子どもにも理解できる足の仕組みを伝え、
最低限のケアと動作改善を行うことで、足・姿勢・運動パフォーマンスは劇的に改善していきます。


Q&A|10歳で土踏まずがないのは問題?

Q1. 10歳で土踏まずができていない=扁平足ですか?

A. いいえ、必ずしも扁平足ではありません。

しかし現場で多く見られるのは、
✅ 土踏まずが「ない」のではなく
自ら潰す立ち方・歩き方をしているケースです。


【症例紹介】10歳・男性・Mさん(サッカー)

「立ち方が変!」とお母様が気になり来院。
観察すると、両足とも内くるぶし側へ強く回旋し、いわゆる「グニっと潰れた立ち方」。

一見すると扁平足。
しかし詳しく評価すると、足の骨格構造は保たれており、使い方の問題でした!


足が潰れると何が起こるのか?

土踏まずが下がる → 浮き指になる

足を潰して立つと、

  • 土踏まずは落ちる

  • 反対に足指は浮く(浮き指)

指が浮くことで、サッカーのスパイク内で指先が靴に当たり続け
✅ タコ
✅ 摩擦痛
✅ プレイ中の違和感
が起こります。

外反母趾

左のビフォーでは足の指が浮いています(青色)。施術後、指が使える(赤色)ようになりました!

これは「足の弱さ」ではなく、足の使い方のエラーです。


実は一番問題だったのは「姿勢」

Mさんを立位で確認すると、

  • 左の背中が持ち上がり

  • 右が下がる

  • 明らかな左右差

思わず「側弯症?」と疑うほどでした。

しかし原因は背骨ではなく、足元の崩れ
足部の不安定さは、骨盤 → 背骨 → 姿勢全体へと連鎖します。

これは、
当センターでも一貫してお伝えしている考え方です。


お子様にも“足の仕組み”を理解してもらう理由

Mさんには、

  • こう立つと悪くなる

  • こうすると骨格が締まる
    体感ベースで理解してもらいました。

そうすることで、足に不具合が出た際に、自身で対処することも可能です。


ペタペタ歩きが土踏まずを壊す

Mさんの歩行は、

  • 足が上がらない

  • ペタペタ接地

この歩行は、土踏まずを潰す代表的パターン

体幹を使いって歩くことで
✅ アーチは潰れにくく
✅ 姿勢も自然に整います。


自宅でできる簡単ケア

指を下ろすストレッチ

浮き指が強いため、以下を実施。

  • 指の腹を軽く押し上げ

  • 指先を逆方向へ落とす

👉こちらinstaの動画です。浮指にこちらの運動をしてください


【セルフチェック】お子様の足、当てはまりませんか?

✅ 立つと内くるぶしが内側に倒れる
✅ 靴の中で指先が当たる・タコがある
✅ よくつまづく
✅ 立った時の姿勢が悪い
✅ 運動中に足が痛くなることがある

2つ以上当てはまれば要注意です。


まとめ|子どもの足は「今」整えれば変えられる

10歳は、
✅ 骨格が柔らかく
✅ 神経も学習途中

外反母趾

外反母趾、足の幅の数値が下がっているのは、足の骨格が締まった証拠です。

今なら、正しい刺激で正しい足に育てることが可能です。

「成長すれば治る」ではなく、
成長期だからこそ、正しく使わせる。

これは足の専門家として、
そして足育を実践してきた立場からの、確かな結論です🦶





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