第496歩 「安全靴で歩くだけで外反母趾が悪化…？」T様（50代男性）が実際に悩んだ“原因3つ”が衝撃だった【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋１分】
ashinokea
なぜ“安全靴で長時間歩くT様（男性）”は外反母趾が悪化してしまったのか？
Q. 工場勤務で安全靴を履き続けています。外反母趾の出っ張りが当たって強く痛みます。病院では「経過観察」と言われましたが、それだけで大丈夫でしょうか？
A. 経過観察だけでは改善せず、悪化します。
T様の状況として① O脚 ② 後ろ足で蹴る歩行 ③ 安全靴の構造
という３つの要素が重なり、外反母趾が悪化しやすい条件が揃っています。
歩き方と姿勢を整えることで進行を抑え、痛みを軽減できます！
Q＆A 安全靴と外反母趾
Q1. なぜ安全靴が外反母趾の痛みを強くする？
→ つま先が硬く、母趾の出っ張りに“直接ぶつかる”構造のため。炎症が起こりやすい。
Q2. 痛みの本当の原因は靴だけ？
→ いいえ。O脚に加え「後ろ足で蹴る歩行」が母趾に最大荷重をかけている。
Q3. 改善のポイントは？
→ 骨格を締める正しい姿勢と“蹴らない歩行”の２つ。できれば靴も改善したい。
【50代男性・T様】外反母趾の痛みで来院
工場での点検作業｜安全靴で長時間歩く生活
T様（50歳・男性）は、工場内での点検作業を毎日行っており、安全靴で10,000歩以上歩く日も多いとのこと。ある日から母趾の出っ張りが強くなり、そしてその部分が靴に当たり、赤く腫れて痛むようになり来院されました。
病院では「経過観察」とされ、特に治療や指導はなし。そのため改善の糸口を求めて足のケアセンターに来られました。
評価で判明した“悪化の根本原因”
① O脚
膝が外側へ開くことで、自然と親指側へ体重が流れやすい状態。
② 後ろ足で“地面を蹴る歩き方”
歩行観察で目立ったのが、後ろ足で地面を強く蹴る動作。
この動作は 外反母趾を悪化させる最悪のパターン とされています。
理由は明確です。
-
O脚の人が後ろ足で地面を蹴ると、親指だけで地面を押し返す形になる
-
毎歩ごとに母趾の付け根へ“点の強い荷重”がかかる
-
結果、母趾の角度がさらに広がっていく
T様はまさにこの状態でした。
③ 安全靴の構造（硬い・幅が変えられない）
安全靴はつま先が硬く、衝撃を逃しにくい構造。
外反母趾で突出した骨が“逃げ場なく”直接当たり、炎症を起こしやすい環境といえます。
この３つが重なり、T様の痛みは日々悪化していました。
まずは２つに集中する
① 姿勢を整えて“足の骨格を締める”
姿勢が崩れると、足の骨同士が開きやすく、外反母趾の角度はさらに拡大します。
骨の並びを最も締まる位置に戻すことが、痛み軽減の第一歩です。
姿勢のポイント・・・スネの下に重心が来るようにしましょう
② “蹴らない歩行”に切り替える
後ろ足で蹴る癖は、親指を酷使する最大要因。
そこで実施したのが「蹴る → 挙げる」に変える歩行メソッド。
ポイント
-
後ろ足は地面を蹴らず“ふわっと持ち上げる”
-
脚を真っすぐ前に出せるようになる
-
O脚のねじれが減り、母趾への集中荷重が激減
-
靴に当たる角度も変わり、炎症が落ち着きやすい
T様の場合、この変更だけでも痛みが大きく軽減しました。
T様の実際の外反母趾です。歩き方を少し変えるだけで、足の状態が変わったことがわかります。
男性でも外反母趾になるかもチェックリスト
-
安全靴を毎日履く
- 荷物を上げ下ろしすることが多い
-
外反母趾の出っ張りが靴に当たる
-
親指の付け根が赤くなる
-
O脚気味である
-
歩くとき後ろ足で蹴っている
-
足の指裏が疲れやすい
-
歩くと外反母趾の角度が広がる感じがする
3つ以上あれば、T様と同じ足悪化ルートに入っている可能性が高いです。
まとめ｜安全靴だからこそ“歩き方”が最大の治療
T様のケースからわかるように、
外反母趾は 靴だけが原因ではなく、歩き方と姿勢が核心 です。
とくに工場勤務・安全靴での長時間歩行という条件は、母趾に負荷が集中しやすく、
正しい姿勢と “蹴らない歩行” が進行を止める最重要ポイントになります。
同じような環境の方は、T様のように
「姿勢を整える → 蹴らない歩行に変える」
というシンプルな２ステップから始めてみてください。
外反母趾は“使い方”を変えることで、確実に改善への道がひらけます。
👣 専門監修：足のケアセンター船橋 柔道整復師 髙野篤史
この記事は、足専門整体「足のケアセンター船橋」が、臨床経験に基づいて作成しています。
専門的知見と実際の改善例をもとに、足の健康と歩行機能の向上をサポートしています。
＼ 最新情報をチェック ／
