第494歩 小指側がズキッと痛む!?内反小趾より危険なのは「歩きグセ」かもしれません…!【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

【QFA】内反小趾の痛みは「タコ」“姿勢と歩き方”が原因?
足の専門家が教える、今日からできる改善ステップ
Q. 足の外側のタコが痛くて、靴に当たって歩くのがつらい…。これって内反小趾が原因?
A. はい。そもそもは内反小趾なんですが、そのものよりも「姿勢」と「歩き方」によって小指側へ過剰な負担が集中しており、結果タコができて、それが痛みを発しているのが根本原因です。

この記事は「なぜタコができ続けるのか?」「どうすれば痛みが改善するのか?」を 「専門家レベルのエビデンス」 に基づいてわかりやすく解説します。
あなたが 「まさに自分のことだ…」 と感じる内容になっているはずです。
内反小趾の痛み・タコが悪化する理由
(30代女性T様のケース)
結論 ― 痛みの原因は「姿勢」と「歩き方」の2つ
T様は「内反小趾の痛み」というお悩みで来院されました。
そして、その痛みは日々悪化…。
足の専門家として姿勢と歩行を丁寧に評価すると、原因は明確でした。

内反小趾で小指側が凸になっているのが、わかります。足圧図では小指側の皮ふが肥厚しています!
① 姿勢の崩れで「足の骨格が広がり、小指側へ荷重」していた
・つねに 足の前側に重心がある
・その結果、足の骨が開いており、内反小趾はより角度がつく
・足の骨格が“開いて立つ”状態になり、小指側が靴に当たる
靴に当たり続けた結果、
タコ=皮膚が身体を守るために厚くなる防御反応が発生。
日々強まり、さらに靴に当たって痛む…という悪循環が起きていました。
② 歩行のクセで「痛いところを自分で押しつけていた」
歩き方を観察すると、
・足を外から回して前に出す
・着地の瞬間、小指側にドンッと体重が乗る
・結果として「痛いタコを地面に押し当てる」動きになる
つまり、
無意識に「タコを強くする」「タコの痛みを悪化させる」という歩行を繰り返していた
ということです。
あなたは当てはまる?痛みを悪化させるチェックリスト
以下に 足の専門家が実際に評価で使用するチェック項目 をまとめました。
■ 内反小趾・タコ 悪化チェックリスト
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□ 歩くと靴の小指側が当たって痛い
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□ 足の外側にタコ/硬い角質がある
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□ 足を外から回して前に出すクセがある(自覚がある)
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□ 立った時に、足の指の腹あたりに荷重がかかっている
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□ 歩くとすぐ疲れる、ふくらはぎが張りやすい
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□ 靴を履くと悪化する
3つ以上当てはまれば、改善ポイントはT様とほぼ同じです。
根本改善のための専門家メソッド
① 姿勢を整え、足の骨格を“締めて立つ”
足の専門的なアプローチとして、まず行うことは 姿勢リセット。
姿勢が整うと、足の骨格は自然に 「締まる」方向 へ向かいます。
これにより、
・足の甲が閉じて、小指側が当たりにくくなる。
・タコの刺激は弱まる。
といったことになります。
ただし、タコの凸部分は靴の中で必ず擦れます。
そのため カットバン・薄いテーピングでの保護ガード は必須です。
タコは“削る”ではなく、
「擦れない環境」を作るのが先
というのが足の専門家の共通認識です。
② 足を外から回さず、まっすぐ前に出す歩行へ
歩行改善で最も重要なのは 「足をまっすぐ前に出す動作」。
ただし、ここで多くの人がやりがちなNGがあります。
NG:後ろ足で地面を強く蹴って進もうとする動き
蹴ると体重が足の前側へ流れ、足の骨格が崩れます。
そのため、
太もも(腿)を軽く引き上げるだけで前に進むように歩きます。
これにより
・小指側への着地が減る
・足全体で均等に体重を受けられる
・タコへの圧迫が激減
という変化が起こります。
努力すれば“確実に変わる”理由
姿勢と歩き方を見直すだけで、
足の負担のかかり方そのものが変わるため、必ず改善方向へ向かう
というのが専門的な見解です。
もちろん、急に変わるものではありません。
しかし
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姿勢リセット
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足の保護ケア
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正しい歩行動作習得
この3点を継続すれば、
痛みは着実に軽減し、タコも徐々に落ち着いていきます。痛みは比較的早く落ち着くハズです。
まとめ ― 「タコ=皮膚の問題」だけではない
タコは削っても、
姿勢と歩行が変わらない限り必ず再発します。
だからこそ、
“足の専門家の視点” と “足育の理論” を基にした
足の使い方から整えるケア が重要なのです。
あなたの足の痛みも、今日から変えられるかもしれませんよ!!

