第493歩 日曜日のユルッとブログ~夜11時の出来事—立ち尽くす88歳男性~【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

【夜道で出会った88歳の男性「足が痛くて歩けない!!」その一言から始まった1時間】
先日の夜、買い物の帰りに自転車を漕いでいると、通りの片隅にひとり立ち尽くす男性が目に入りました。
よく見ると、かなりご高齢の方で、大きな袋を抱えています。袋の中にはカップラーメンや食材がぎっしり。様子がおかしいと思い、「大丈夫ですか?」と声をかけてみました。
すると——
「足が痛くて歩けなくなってしまったんです」
と弱々しい声。
お話を伺うと、この男性は88歳。
2週間ほど前に自転車で転倒し、股関節を痛めてから歩くのがとても大変になっていたそうです。
おおよそお聞きした自宅の場所からスーパーまでは、健康な方でも徒歩20〜30分。
股関節を傷めた状態で大荷物を持ち、夜道をひとり歩くのは、想像以上に過酷です。しかもあとで気づいたのですが、背負っているバッグには缶詰がミッチリ!!
夜も遅かったため、荷物を私の自転車に乗せ、男性とゆっくり一歩ずつ歩くことにしました。自転車の後ろに掴まってもらっていたのですが、それでもバランスを何度も崩すことがあり、あわや転倒しそうになることも!!
慎重に足の運びを確認しながら歩くこと、約1時間。
ようやくご自宅に到着すると、男性は
「太陽が出ているうちに帰れると思ったんだけどな…」
と、ほっとしたようにおっしゃいました。
時計を見ると、夜11時。
もし誰にも気づかれず、あのまま立ち尽くしていたら…と思うと、胸がざわつきます。
状況によっては命に関わることもあるのです。今はお出かけが困難な場合には「配送サービスもありますよ」とお伝えしました。しかしスマホも携帯も持っていないとのこと・・・。
■足が弱ると、日常の「当たり前」ができなくなる
今回の出来事は、決して他人事ではありません。
これから同じようなケースは増えていくでしょう。
だからこそ、
「足を大切にする」
「困っている方には声をかけ、寄り添う」
この2つが本当に大切だと、改めて感じました。
足は健康の土台。
歩けることは当たり前ではありません。
これからも、足のケアの大切さを伝えながら、困っている方にそっと手を差し伸べられる存在でありたいと思った夜でした・・・。


