第490歩 つまずくのは筋力不足?いえ、それより“足の構造”!70代O様が2ヶ月で変わった理由【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

右足に力が入りづらい…病院で「異常なし」と言われても改善できる?
Q. 70代になって、右足(脚)に力が入りづらく、接地した瞬間にバランスを崩してしまう…。病院では「異常なし」と言われたのに、なぜ歩きにくいのでしょうか?
A. 神経や骨の異常がなくても、“足の構造のゆるみ”や“体幹で脚を支えられていない歩行”が原因でバランスを失うこともあります。足の専門的な評価と歩行リセットで改善することもありますよ!

右足に力が入らず、歩くと前につんのめる…その正体は「足の骨格」と「体幹制御」
70代女性のO様は、まさにあなたと同じように
「右足を地面についた瞬間に身体が前に倒れそうになる」「右に大きく傾く」「右足だけ力が入りにくい」
という症状に悩まれていました。
病院では腰椎狭窄症の手術後でフォローも受け、
「神経学的な異常なし」 と診断。
それでも日常では不安定さが続き、ふくらはぎの筋力低下も感じていた状態でした。
足の専門機関では、こうしたケースを「よくある相談」として扱っています。
足の構造・歩行メカニズム・体幹の使い方の総合評価を行うことで、病院では写らない“歩きのクセ”を改善へ導きたいです。
【チェックリスト】あなたも同じ症状はありませんか?
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右(または片側)の足にだけ体重をかけにくい
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足をついた瞬間、体がグラッと傾く
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歩くと前につんのめるように感じる
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ふくらはぎの筋力が弱くなった気がする
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片足立ちが極端に不安定
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病院では「異常なし」と言われたが改善しない
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腰に何かしらの施術を受けた経験があるが、歩きの不安定さが残っている
1つでも当てはまる場合、O様と同じ「足の締まり(アーチ機能)と体幹のコントロール低下」が疑われます。
足の専門評価が必要な理由
多くの年配の方たちは「筋力が弱っただけ」と思いがちですが、実際には
①足の骨格がゆるみ“締まり”が失われている
②股関節の使い方が崩れ、脚が体幹で支えられていない
③脳と神経が“正しい接地”を忘れている
という複合的な問題が起きています。
病院の画像診断では写らない領域です。
O様の歩行を専門評価して分かった3つの問題
1. 右足のアーチが“緩んでいる”
足の骨は正しく歩くと「締まる → 緩む」を繰り返します。
しかしO様は締まりが弱く、右足をついた瞬間に体重を支える「支点」がつくれていませんでした。
2. 右脚を体幹でコントロールできていない
股関節を反らし気味(伸展優位)で歩くため、
脚を「振り出す歩行」になり、接地が不安定になっていました。
3. ふくらはぎの筋力低下と“神経の通り道”の問題
ふくらはぎは“地面をつかむ筋肉”。
ここが弱ると、片側だけ支えづらさが出ます。
仙骨神経の働きが鈍くなると、さらに不安定になります。
行ったアプローチ
① 足の「締まり」と構造理解のレッスン
足の骨が締まる感覚をO様にしっかり理解いただき、正しい接地の練習を実施。
② 骨盤まわりの整体で神経の流れを改善
仙骨・股関節の動きが出ることで、脚への指令(神経)が通りやすくなります。
③ 体幹で脚を動かす歩行トレーニング
足だけで立つのではなく
「体幹 → 股関節 → 足」の順で安定させる歩行
を習得するよう調整。
④ 自宅のふくらはぎトレーニングを指導
「足育」の知見をベースに、過負荷にならず確実に筋力が戻るメニューを実施。
(O様はコツコツやっていただいています!)
2ヶ月後…右足にちゃんと「力が入る」歩行へ
O様は2ヶ月後、
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右足接地で体が倒れない
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歩行の前傾が改善
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右への大きな傾きが消失
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片足立ちも安定
という変化が見られました。
何より、
「安心して歩けるようになった」
と笑顔で話されていました。

O様の足の変化をみています。外反母趾・足の幅が変化していますね!
しかし、更に練習が必要だと思います。O様、いっしょにがんばりましょうね。
【まとめ】病院で異常なしでも、歩きの不安定さは改善できることもある
画像診断に異常がなくても、
“足の締まり”と“体幹で脚を支える歩行”を学び直すことで多くの方は改善できます。
もしあなたも
「片側の足だけ力が入らない」
「歩くと身体が倒れそう」
と感じているなら、専門的な歩行評価が役に立ちます。
必要なのは筋トレだけではありません。
“正しく歩ける体を取り戻すこと”。
あなたの歩きも、健康寿命とともに変わりますように・・・!

