第408歩 気を付け!は逆効果?自然な姿勢で呼吸・集中力・メンタルも改善【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

姿勢で変わる!カラダとココロにやさしい立ち方
「いい姿勢をとりなさい」と言われると、多くの方は胸を張ってアゴを引き、学校で習った「気をつけ!」の姿勢をイメージすると思います。見た目には良さそうですが、実は体が反ってしまい、首や腰に負担をかけていることが多いのです。首の痛みや反り腰だけでなく、足の骨格まで崩れてしまうのです。
足の骨格が崩れると起こるトラブル
足は体の土台です。その骨格が崩れると、外反母趾・内反小趾・タコや魚の目・モートン病・扁平足など、さまざまなトラブルにつながります。さらに脚がつる、冷える、むくむといった不快症状も現れることがあります。多くの人が「姿勢」と「足」を別のものと考えがちですが、実際には密接につながっているのです。
体に優しい姿勢とは?
良い姿勢とは、見た目の美しさだけではなく、体にとって無理のない自然な立ち方です。横から見たときに、外くるぶし・膝の中心・骨盤横の大転子・肩の出っ張り(肩峰)・耳たぶが一直線になっている状態が理想的です。このとき首には本来のカーブが保たれ、ストレートネックの予防にもつながります。
意識のポイントは「スネの下に体重をのせる」「みぞおちを軽く引く」「頭を体の上に自然に乗せる」。この3つを意識すると、お腹にしっかり腹圧が入り、ぽっこりお腹の抑制にもつながります。体だけでなく、気持ちも安定して落ち着くのを感じられるでしょう。
できれば、鏡やガラスで、横からの姿を確認してください。ミゾオチを引くと背中が丸くなるような気がします。でも実際は真っすぐになっていることに驚くハズです!
子どもの姿勢にも影響が
近年、子どもたちの姿勢の乱れも深刻です。タブレットやパソコンの使用時間が増えることで、頭が前に出てしまい、首や背中に大きな負担をかけています。その結果、呼吸が浅くなり集中力が低下したり、頭痛やメンタル面への影響が出ることも少なくありません。
だからこそ、大人がまず正しい姿勢を実践して見せることが大切です。子どもは大人の姿勢をよく観察しています。背筋を自然に伸ばして立つ姿は、子どもへの最高の教育になります。
子供のお手本になるスマホの使い方をしましょうね・・・!
歩き方と靴選びも重要
姿勢は立っているときだけの話ではありません。歩き方や靴選びも大きく関係します。前に急いで進もうとする歩き方は、足の前側に過度な負担をかけ、骨格の崩れを招きます。意識したいのは「一歩目を軽く太ももから上げる」こと。これだけで自然に重心が整い、無理のない歩行ができます。
※足が痛いと言いながら、いつものスピードで歩くのNGです。1ぽづつ、大切に歩きましょう。
また、足に合わない靴もトラブルの原因。大きすぎる靴は足が中で遊んでしまい、骨格を不安定にします。反対に小さすぎる靴は指先を圧迫し、外反母趾や巻き爪を引き起こします。自分の足に合った靴を選ぶことは、体全体を守ることにつながります。
まとめ
「正しい姿勢」は見た目を良くするだけでなく、体と心を健やかに保つための大切な習慣です。足の骨格を守り、呼吸を深くし、集中力やメンタルまで整えてくれるのです。あなたの立ち方・歩き方を少し見直すだけで、未来の体の不調を防ぐことができます。
まずは今日、鏡の前に立って自分の姿勢をチェックしてみましょう。自然体で美しい姿勢は、きっとあなたの毎日を軽やかに変えてくれるはずです。