なぜ日本人は足のトラブルが多い?日本人の「繊細な足」の秘密とケア【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 千葉県 西船橋1分】

なぜ日本人は足のトラブルが多い?「繊細な足」の秘密と正しいケア
日本人の足は「繊細」って本当?あなたの足のタイプを知ろう
「日本人=幅広甲高」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、実は一概にそうとは言えません。日本人の足は幅が広めの方もいれば狭い方もおり、甲はむしろ低い傾向にあることが多いんです。
そして、欧米人と比較すると、日本人の足には顕著な特徴があります。それは、土踏まずが低いこと。土踏まずが低い足は、生活の中で重心が前寄りになりやすく、足のアーチが潰れてしまうような歩き方になりがちです。これが、やがて扁平足や外反母趾といった足の変形を引き起こす大きな要因となります。さらに、足のクッション機能が失われるため、地面との摩擦が大きくなり、タコや魚の目ができやすくなってしまうのです。
また、世界の足の指の形にはいくつかのタイプがありますが、日本人には「エジプト足」と呼ばれる、親指が一番長いタイプの足の指を持つ人が非常に多いと言われています。古いデータではありますが、2014年のスペイン人対象の調査でエジプト足が57.1%だったのに対し、日本人は約75%と高い割合を占めています。土踏まずの低さに加え、このエジプト足の傾向も、外反母趾になりやすい一因と考えられています。同じアジア圏でも、韓国・日本は「2E」と呼ばれる幅広の靴が主流である一方、台湾は欧米に近い「E」が主流であるなど、足の形には違いがあることも興味深い点です。
捻挫や肉離れ、安易に放置していませんか?
足のトラブルは、先天的なものや日々の習慣だけでなく、過去の怪我が原因となることも少なくありません。特に、足首の捻挫は、多くの方が経験する身近な怪我の一つでしょう。歩いている時に「カクッ」と足が内側に入ってしまう、いわゆる「内反捻挫」がその典型です。
「湿布を貼って痛みが引くのを待つだけ」で済ませていませんか?これは非常に危険な行為です!足首の捻挫を放置してしまうと、痛みが慢性化したり、足首が不安定になったり、引っかかりや腫れが残るといった後遺症に悩まされることがあります。
捻挫の多くは足の外側の靭帯を損傷しますが、中には骨折や、他の靭帯、神経、血管まで傷ついているケースも存在します。特に、お子さんの場合は注意が必要です。骨がまだ柔らかいため、靭帯が引っ張られる力で骨の一部が剥がれてしまう「剥離骨折」を起こしている可能性も考えられます。大人の場合は、剥離骨折を起こすほどの力が加わると、痛みや腫れも大きくなるため見過ごすことは少ないかもしれませんが、リハビリを途中でやめてしまわず、最後までしっかり治療を完治させることが重要です。
捻挫が外反母趾を悪化させる!?足のトラブルはつながっている
さらに深刻なのが、足首の捻挫が外反母趾の悪化につながる可能性があることです。捻挫の後、足の外側へ体重をかけるのが痛いと感じると、無意識のうちに足の内側に重心をかけるようになります。この「足の内側に荷重を逃がす」ような歩き方は、足の骨と骨の間隔を広げる方向に作用し、結果として外反母趾をさらに進行させてしまうことにつながるのです。
足の骨の間隔が開いてしまうと、扁平足も進行しやすくなります。そして、足裏のアーチ構造が崩れることで、普段地面に触れない部分がむき出しになり、摩擦によってウオノメやタコが出現する原因にもなります。
足の寿命を延ばすために、今日からできること
足の健康を守る上で、まず見直すべきは靴選びです。
「大きめの靴の方が楽そう」と感じる方もいるかもしれませんが、それは大きな間違いです。大きすぎる靴は足が靴の中で動き、不安定になり、結果的に足の寿命を早めてしまいます。理想的なのは、まるで足のコルセットのように、足の骨をしっかりと固定してくれるジャストサイズの靴です。足に合った靴を選ぶことで、足本来の機能が最大限に発揮され、体の不均衡も整いやすくなります。
足は、私たちの体を支える非常に繊細で大切な土台です。捻挫や肉離れをした場合は、自己判断で放置せず、医師や柔道整復師、理学療法士といった専門家の指示に従い、最後までしっかりと治療を完治させましょう。そして、普段からご自身の足の形や特徴を理解し、足に合った靴を選ぶことで、足の寿命を延ばし、健康で快適な毎日を送ることができます。
あなたの足は、かけがえのないパートナーです。今日から足のケアを始めてみませんか?
Q&A:あなたの足、知らないうちに「寿命」を縮めていませんか?
Q1: 足の「耐用年数約50年」とは具体的にどういう意味ですか?また、この寿命を縮めてしまう主な原因は何ですか?
A1: 足の「耐用年数約50年」とは、人間が健康的に歩いたり活動したりできる足の状態が、およそ50年間維持できるという目安です。この期間を超えても足を使えますが、それ以降はトラブルが発生しやすくなると考えられています。
この足の寿命を縮めてしまう主な原因は、以下の3つが挙げられます。
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日本人に多い足の特性:
- 土踏まずが低いこと: 足のアーチが潰れやすく、扁平足や外反母趾の原因となります。
- エジプト足(親指が一番長い)であること: 外反母趾になりやすい傾向があります。 これらの足の特性に合ったケアをしないと、足への負担が増大します。
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不適切な靴選び:
- 大きすぎる靴: 足が靴の中で不安定になり、足本来の機能が損なわれ、足の変形を招きやすくなります。
- 足に合わない靴: 特定の場所に過度な負担がかかり、タコや魚の目の原因となるだけでなく、足の構造を歪ませることがあります。
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捻挫や肉離れの放置:
- 足首の捻挫などを放置すると、痛みの慢性化や足首の不安定性が残り、後遺症につながります。
- 捻挫によって足の外側への荷重が難しくなると、無意識に足の内側に重心が移動し、外反母趾の悪化や扁平足の進行を引き起こす可能性があります。
これらの原因によって足の構造や機能が損なわれると、本来の耐用年数よりも早く足にトラブルが発生しやすくなってしまうんです。
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