足底腱膜炎は放置NG!早めに知りたい足の使い方とケア【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 千葉県 西船橋1分】

足底腱膜炎とは?なぜ足裏が痛むの?

スポーツをする方や、立ち仕事が多い方によく見られる足裏の痛み(土踏まずからカカトあたりの痛み)、それが「足底腱膜炎(そくていけんまくえん)」です。足の裏には、まるで橋のようにアーチを描く「土踏まず」があります。この土踏まずのアーチを支えているのが、足底腱膜(そくていけんまく)と呼ばれる強靭な腱です。この腱は、かかとから足の指の付け根まで伸びており、足が地面に着地した際の衝撃を吸収し、効率的な歩行を可能にする重要な役割を担っています。強いゴムが土踏まずを形成していると考えると解りやすいと思います。

足底腱膜炎は、この足底腱膜がかかとの骨に付着する部分で、過度な牽引力が繰り返し加わることで炎症を起こし、痛みが発生する状態を指します。特に、朝起きて最初の一歩を踏み出した時や、しばらく座った後に立ち上がった時に強い痛みを感じやすいのが特徴です。これは、寝ている間や座っている間に足底腱膜が縮こまり、急に伸ばされることで炎症部位が強く引っ張られるためと考えられています。


足底腱膜炎の原因は「足の使い方」にあった!

「運動のしすぎ?」「体質?」「何か硬いものを踏んだから?」—もちろん、これらも可能性としてはあります。スポーツをしていないのに足底腱膜炎でお悩みの場合は「足の使い方」に原因があるかもしれません。

皆様は普段、どのように歩いていますか?特に、親指側や土踏まず側に体重を乗せていませんか?もし心当たりがあるなら、それが足底腱膜炎を引き起こしている可能性が高いです。

足の骨は、人間の体の骨の約4分の1を占めるほどたくさんの小さな骨が集まって構成されています。足裏の土踏まず側に重心がかかると、足の骨全体が内側に回るような動きをします。これを回内足(かいないそく)と呼びます。

回内足になると、本来アーチを形成している足の骨がバラけてしまい、土踏まずが下がってしまいます。すると、土踏まずを支える足底腱膜がピンと張り詰め、かかとの骨を強く引っ張る力が加わります。この繰り返しが炎症を引き起こし、歩くたびに痛みを感じるようになるのです。1万ぽ歩けば、片足5,000回、強靭なゴムがカカトの骨を引っ張ることになります!

そしてその回内足は扁平足だけでなく、外反母趾・内反小趾・モートン病・タコ・魚の目など、足のお困ごとを引き起こします。

逆に足の中央(後半部分)に重心を置くと、足の骨がしっかりと締まり、土踏まずがぐっと持ち上がります。さきほどの「回内」に対して「回外(かいがい)」と言います。この状態では、足底腱膜に適度な「たわみ」が生まれ、骨を不必要に引っ張ることがありません。この「たわみ」こそが、足底腱膜炎の改善に不可欠なのです。

ただし、足の状態によっては「回外」にしても土踏まずが上がらないこともあります。その場合はインソールなどでフォローして上げる必要があります。
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今日からできる!足底腱膜炎を治すための具体的な歩き方

痛みがあるからといって、無意識に腰を引いて足の前に重心を置いてしまうと、さらに親指側・土踏まず側に荷重がかかり、足底腱膜がますます強く引っ張られてしまいます。これは逆効果となります!

今日から実践できる、足底腱膜炎を早く治すための具体的な「足の使い方」をご紹介します。

  1. まずは重心を「足の後半部分」に置くよう意識する! 立ち上がる際や歩き始める際に、意識的に足の後半部分に体重を乗せてみましょう。身体を反らせる必要はありません。体重を載せるだけです。
  2. 軽く「指を丸める」習慣を! かかと重心を意識しながら、足の指を軽く内側に丸めてみてください。これだけで、足底腱膜に適度なたわみが生まれ、腱にかかる負担を軽減できます。
  3. 「足踏み行進」で歩く! いつものように歩くと、どうしても足底腱膜が伸びてしまい、骨を引っ張る可能性があります。そこで、「軽く足踏みしながら行進する」ようなイメージで歩いてみましょう。まるでその場で足踏みをするように、片足ずつ地面にしっかりとかかとから着地し、足底腱膜を必要以上に伸ばさないように意識して歩きます。この歩き方を継続することで、足底腱膜への負担を最小限に抑えながら、足の正しい使い方を体に覚えさせることができます。

足と健康の密接な関係

足裏が痛いなと感じたら、いち早く上記の動作をやってみてください。痛みを我慢し続けてしまいますと、足底腱膜が骨を牽引し続け、やがて骨が出っ張ってきます。「骨棘(こつきょく)」と言います。こうなると大変です。骨が凸しますので、外部から当たりやすいですし、骨ですので折れることだってあります。その場合は骨折です。痛いです。一度骨が凸になると治りません・・・。ですので、お早目に対処してくださいね!

足は、私たちの体を支え、活動の源となる非常に重要な部分です。足底腱膜炎に限らず、足の健康は全身の健康と密接に関わっています。正しい足の使い方を身につけることは、足底腱膜炎の改善だけでなく、姿勢の改善、膝や腰の痛みの軽減にも繋がります。

足の構造と使い方を理解し、実践することで、足底腱膜炎の痛みから解放され、より快適な毎日を送ることができるはずです。

ご自身の姿勢や足について知りたいな・・・という方はぜひ千葉県船橋市の当センターへいらしてください。外反母趾・内反小趾・たこ・ウオノメなど足でお悩みの方は足専門のトライアルコース2,980円でお試しいただけます。お気軽にお問合せください。美しい歩行も、日々の意識と少しのトレーニングで身につけることができます。

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