第404歩 足の親指と人差し指が重なったら結構ヤバい!?足の崩れを止めよう!【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

足の人差し指が浮いてきたら結構ヤバい!?

歩いているとき、親指と人差し指(第2趾)が重なる感覚あるときは・・・「浮き指」があるということです。が、この場合の浮き指、結構厄介です。

足には縦方向(いわゆる土踏まず)と横方向のアーチがあります。そのうち、足の指の付け根にある横アーチが崩れると、指の中足骨(ちゅうそっこつ)と呼ばれる、ちょうど甲の中の骨がフラット(平)になります。平な状態から人差し指の中足骨は更に落ちようとします。つまり、人差し指の腹に強い圧力がかかるわけです。そして指の先端は跳ね返りがありますので、持ち上がります。持ち上がるとスペースができますので、そこに外反母趾の親指が入り込むというわけです。

なぜ浮き指が起こるのか?

  1. 横アーチの低下
    横アーチが落ちることで足幅が広がり、指が正しく地面を捉えられなくなります。人差し指の腹に強い圧力がかかる為、皮ふレベルではタコや魚の目が出来やすくなります。骨レベルでは先ほどの中足骨の頭に炎症が起こり、中足骨骨頭痛という症状が出現してしまいます。

  2. 回内足(かいないそく)
    足が内側に倒れる癖があると、重心が土踏まず側に偏り、土踏まずが低くなります。土踏まずが低くなると、指先が挙がりやすくなります。その継続で縦アーチ・横アーチともに、浮き指が進み、やがて定着してしまいます。

  3. 靴の影響
    幅が狭い靴や、着脱がラクなだけでフィットしていない靴を履き続けると、指先が詰まったり摩擦が起きたりします。これが横アーチの崩れを助長し、指を浮かせる癖につながります。

  4. 加齢による変化
    年齢とともに筋肉や靭帯の機能が弱まり、アーチ構造が支えきれなくなります。すると、足の耐震装置ともいえる横アーチが崩壊し、浮き指をはじめとする足のトラブルが増えていくのです。

浮き指が引き起こす全身への影響

浮き指があるということは、土踏まずが低くいことが多く、歩くときに親指側に負担が集中します。その結果・・・

  • 外反母趾や扁平足のリスク増加

  • タコや魚の目ができやすい

  • 膝・腰・首への慢性的な負担

  • 転倒やつまずきやすさ

など、足だけでなく全身に波及する問題を引き起こします。特に中高年では、浮き指が健康寿命を縮める要因になることさえあるのです。

改善方法は??

1. 靴を見直す

「サイズは合っているけど、幅が合っていない」というケースは非常に多いです。人差し指が浮いている人ほど、幅広すぎる靴や、逆に狭すぎる靴を履いていることが多いのです。靴の中で足が遊ばないフィット感を意識しましょう。

2. 骨を動かす運動をする

一般的なグーパー運動も悪くありませんが、浮き指改善には「地面に指を押し付けて土踏まずを持ち上げるようにする運動」が効果的です。これにより、横アーチを支える骨格の動きが整えられます。そして手でどんどん趾を動かしましょう。足の指を拡げること以外は何をやってもOKです。どんどん触って動かしてあげましょう。

3. インソールでサポートする

専門的なインソールは、浮き指の指先をしっかり地面に接地させ、横アーチを回復させる助けになります。自分の足に合ったものをプロに見てもらい、普段履きの靴に入れて使うのが理想です。

まとめ ― あなたの人差し指が未来を変える

浮き指は、「まだ大丈夫」と放置してしまいがちですが、実際には全身のバランスを崩す深刻なサインです。特に人差し指が浮いている場合は、一般的に悪化しやすいです。悪化すると、人差し指が上を向いた状態で骨が固まり、外反母趾も一気に悪化します。もうこうなると、改善は難しくなります。

あなたの足の指は、毎日体を支え続けている縁の下の力持ち。だからこそ、今からでも横アーチを意識した靴選びや運動を取り入れて、足の基盤を取り戻す習慣を始めてみませんか?

今日の一歩が、未来の快適な歩みを守る第一歩になります。

 


 




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