親指で踏ん張るのは昭和?足元から体が崩れる「回内足」とは【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

親指で踏ん張るのは逆効果?「体が安定する重心の位置」とは

「運動するときは親指で踏ん張れ!」
そんなふうに指導されたこと、ありませんか?野球の守備、ダッシュの切り返し、部活動や体育の授業など…とくに昭和から平成初期にかけての運動指導では、ごく当たり前のように言われていた言葉です。

でも実は、この「親指で踏ん張る」という意識が、あなたの体のバランスを崩し、腰痛や肩こり、姿勢の乱れに繋がっているかもしれないのです。


「親指で踏ん張れ」はもう古い?足の構造に合わないクセ

昔は、「親指にグッと力を入れて体を支えるのが正解」とされてきました。
しかし、当センターで皆様にお伝えしているのは、実際の足の構造や身体の動きを踏まえたうえで、「親指に重心をかけすぎることのリスク」を明確に伝えています。

足の裏にはアーチ構造があり、正しく体重を支えるための土台となっています。しかし、親指に過度に力をかけると、足が「回内(かいない)」という動きを起こしてしまうのです。


回内足(かいないそく)とは?

「回内足」とは、足が内側に傾いてしまっている状態を指します。足のアーチが潰れ、かかとが外側に倒れ、足の内側に過剰な負担がかかることで、膝・腰・背中にまで影響を及ぼすこともあります。

実際に【足育研究会https://www.sokuiku.jp)】でも、現代人の多くがこの「回内足」の傾向にあると指摘しています。柔らかい靴や間違った靴選び、歩き方のクセなどが原因で、アーチが潰れ、足元から体全体のバランスが乱れているのです。


【体験】あなたもやってみて!重心の違いで体の安定感が変わる

簡単な実験で、「親指重心」と「小指重心」の違いを実感できます。

  1. サーフィンのように足を開いて構えます。

  2. 親指側にグッと力を入れて立ち、誰かに横から軽く押してもらいます。バランスを保つのが意外と難しいはずです。

  3. 次に、小指側に重心を移し、もう一度同じように押してもらってください。どうでしょう?さっきより踏ん張りやすく、体が安定していませんか?

  4. 横から誰かにグッと押してもらって、その位置をキープしてみましょう。小指側だと安定している筈です。親指側で立った時もやってみて比べてみてください!

これは、足の小指側(外側)に重心を置くことで、足の細かな骨が「締まり」、自然と体幹が安定するためです。


なぜ多くの人が「親指重心」になってしまうのか?

現代人は、柔らかすぎる靴や、サイズの合っていない靴を履くことが多く、足のアーチが崩れやすくなっています。また、日常生活の中で「つま先重心」のクセがついてしまっている人も少なくありません。

その結果、知らず知らずのうちに「親指で踏ん張る」クセがつき、土踏まずが潰れ、姿勢の乱れや肩こり・腰痛へとつながっていくのです。


解決のカギは「外側重心」+「正しい靴選び」

体を安定させるためには、「小指側=足の外側」に意識を向けることが大切です。親指側ではなく、小指側でしっかり立てるようになると、足裏の筋肉も自然と使えるようになり、体幹も安定していきます。

また、【足のケアセンター船橋】では、足の形やクセをチェックした上で、一人ひとりに合った靴選びのアドバイスも行っています。

「ただ履ければいい靴」ではなく、「あなたの足を守るための靴」を選ぶこと。これが、毎日の快適な歩行と体の安定に直結するのです。


今日からできる!小さな意識改革

  • 立っているときに、小指側に重心がのるように意識してみる(スネの真下に重心が来るようにする、でも良いです。)

  • 靴を選ぶときは、「柔らかすぎるもの」や「先が細いもの」を避ける(自分の足に合ったものがベストです。)

  • 適切なインソールも場合によっては必要です

こうした小さなことの積み重ねが、将来の健康を守る第一歩になります。


おわりに:あなたの体の不調、実は「足」が原因かもしれません

「最近、肩こりがひどい」「腰が痛い」「なんとなく姿勢が悪い気がする」
そんな悩みがあるなら、ぜひ一度「足の重心」を見直してみてください。

「親指で踏ん張れ!」という昔ながらのアドバイスを、一度リセットしてみましょう。
あなたの体は、あなたの足元から変わり始めるかもしれません。

 




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