第469歩「巻き爪になってきたけど、外反母趾のせい?」 実は“骨にトゲ状変形”があるかも!?【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

QFA:外反母趾になると骨がトゲのように出る? ― 親指の付け根にできる“骨棘(こっきょく)”の正体
Q. 外反母趾の爪が、巻いてきた気がします。これは何でですか?
A. それは「骨棘(こっきょく)」と呼ばれる、骨の一部にできる棘状(とげじょう)の突起です。
外反母趾では、親指の第一関節(母趾MTP関節)の内側一点に大きな負担が集中するため、骨が圧迫や摩擦を受け、骨の形が変わってきたものです。それが棘のように飛び出します。

【概要】
外反母趾は、単に「指が曲がる」変形だけではありません。
その奥では、骨・関節・靭帯・筋肉すべてに負担が蓄積し、結果として骨自体が変形していくことがあります。
とくに長年の外反母趾では、親指の付け根(母趾球の内側)に「骨の出っ張りのような骨」が現れることがあります。
その正体こそが「骨棘」であり、骨が変形してしまったものなのです。
<h2>外反母趾で骨棘ができる理由</h2>
親指が外側に曲がる外反母趾では、母趾MTP関節の内側に常に圧力がかかります。
その状態が長く続くと、骨が摩耗や炎症を防ぐために“自己防衛反応”を起こします。
結果、骨の表面に新しい骨組織が増殖し、トゲのように突出する――それが骨棘です。
レントゲンに映るか映らないかくらいの棘です。
この状態になると、
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外反母趾重度となり、靴に当たる部分が赤く腫れやすい
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親指が回転している
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親指の動きがさらに制限される
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巻き爪が発生する
といった二次的なトラブルが発生します。
外反母趾を放置していると、この骨棘がどんどん硬化・肥大化しやすくなります。
<h2>【セルフチェック】骨棘ができ始めていませんか?</h2>
下のチェック項目に2つ以上当てはまる方は、すでに骨の変形が始まる可能性があります。
✅ 親指の付け根に硬い出っ張りがある
✅ 靴に当たる部分が赤く腫れやすい
✅ 親指を曲げると痛い・音が鳴る
✅ 足の幅が広い
✅ 親指の可動域が狭くなってきた
✅ タコ・魚の目が母趾球の下にできやすい
<h2>骨棘・・・というより外反母趾が悪化しないように!</h2>
そもそもは外反母趾が原因で骨棘が出来てしまいます。そしてそれが原因で爪が巻いてしまう・・・という2次的なトラブルもあります。ということは、巻き爪だけ修正しても、外反母趾をなんとかしなくてはまた戻ってしまいます。
つまり巻き爪の治療+外反母趾の原因(靴+歩き方)を行わなくては改善は難しいです・・・。
<h2>まとめ:巻き爪は「結果」ではなく「サイン」</h2>
巻き爪は外反母趾、または親指が上手に使えていないもの。
「あなたの足が限界サインを出している」状態です。
足の構造を理解し、正しい動作を身につけることで、
巻き爪の痛みも、外反母趾の進行も、個人差はありますが確実に改善へと向かいます。
巻き爪治療をされている方や、外反母趾や骨の出っ張りでお悩みの方は、こちらの足ブログを読み返してみてください!

