第460歩 「巻き爪治したのにまた痛い…」それ、「歩き方」を直さないと再発します!【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

QFA:巻き爪は改善できる? ― 爪だけでなく「足の使い方」まで整えるのが再発予防のカギ!
Q. 巻き爪って本当に改善できるの?
A. 巻き爪は“改善できる筈です”
ただし、爪だけを処置するだけでは不十分・・・。
皮膚科などの専門医で爪の状態を整えつつ、足の動作や歩き方を正しく学ぶことで、再発を防ぐ可能性が大きく高まります。

巻き爪専門店だけ行っても、なかなか爪が良くならない・・・というお話を良くききます(勿論、巻き爪専門店で良くなる方もおられますよ!)。巻き爪になったということは、そもそもの原因がある筈です。ですので、その原因を変えないとまた繰り返してしまうのではないでしょうか・・・。
巻き爪とは? ― 爪が皮膚に食い込み、痛みや炎症を起こす状態
巻き爪(まきづめ)は、爪の端が皮膚に食い込み、炎症・痛み・腫れを引き起こすトラブルです。
特に親指(母趾)に多く見られ、「歩くたびに痛い」「靴が当たってズキズキする」「爪を切るのが怖い」といった悩みを抱える人が増えています。
ただし、すべての巻き爪が改善可能ではありません。
特に「ラッパ型」と呼ばれる、爪全体が極端に広がってしまったケースでは、形状の回復は難しいこともあります。
それでも、痛みや炎症を抑え、再発を防ぐための「動作改善」は十分に可能です。
巻き爪チェックリスト ― あなたの足、当てはまっていませんか?
次の項目に3つ以上チェックがつく方は、巻き爪の原因が「足の使い方」にある可能性が高いです。
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□ 爪の端が皮膚に食い込んでいる
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□ 爪の両側が内側に巻いている
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□ 歩くと親指がズキッと痛む
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□ つま先重心で立っている
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□ 靴の中で指が動かない
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□ 土踏まず(アーチ)がつぶれている
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□ 外反母趾や扁平足がある
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□ 爪の切り方が「丸く」なりがち
3つ以上当てはまる場合は、「爪」と同時に「足の動き」「足の使い方」に注目しましょう。
巻き爪の本当の原因 ― 爪ではなく「足の動作の癖」にあった!
巻き爪の多くは「爪の異常」ではなく、足の使い方の誤りが原因で起きることが多いです。
🦶 原因①:つま先重心で歩いている
常に前のめりの姿勢で歩くと、土踏まずが潰れます。すると、足の指に圧力が強くかかる、と思いきや、実は指は浮きがちになります。指に圧力がしっかりかからないと、爪は巻いてしまうのです。
🦶 原因②:足のアーチが崩れている
先ほどと少し重複しますが、アーチ(土踏まず・横アーチ)がつぶれると、指が使えず、爪にまっすぐ伸びる力がかかりません。
🦶 原因③:靴が合っていない
先の細い靴や小さめサイズの靴を履くと、爪が両側から圧迫され、形状が固定されてしまいます。
改善のポイント ― 「爪+足+歩き方」を総合的に整える
巻き爪の改善は、「爪」だけに注目してしまうと少し弱いです。
皮膚科での処置と足の専門的なケアを組み合わせることで、痛みを和らげ、再発を防ぐことができます。
① 皮膚科などでの適切な処置
炎症や感染がある場合は、まず医療機関での治療が優先です。
ワイヤー・プレートなどで爪の形を補正し、巻き具合や痛みを軽減します。
② 足のアーチを取り戻すトレーニング
まず足の指に触れてあげてください。1本づつ、1関節づつ、動かしてあげましょう。
③ 正しい歩き方を学ぶ
まずはスタンバイです。スネの下に重心を持ってきましょう。そしたら、脱力して、太ももを挙げるように歩き始めます。歩き始めたら重心などは意識せず、股関節から脚をまっすぐ出しましょう!
放置するとどうなる? ― 爪だけでなく体のバランスまで崩れる
巻き爪を放置すると、
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爪が肉に食い込み、炎症や化膿が進む
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痛みをかばって歩き方が偏る
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膝・腰・股関節に負担がかかる
など、全身の歪みにつながる危険があります。
爪の痛みを「小さな問題」と思わず、早期のケアが大切です。
巻き爪改善のカギは「足から見直す」
巻き爪の根本改善は、爪+足+歩き方の三位一体ケアが基本です。
皮膚科などで治療を受けながら、足専門の施設で動作改善のサポートを受けることで、
再発のリスクを最小限に抑えることができます。
✅ 巻き爪改善チェックリスト(まとめ)
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爪だけでなく、足全体の動きを見直す
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皮膚科での治療と並行して「歩き方改善」を行う
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特にラッパ型など重度の爪変形は、医療対応を優先する
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靴・靴下のサイズを見直し、指が動く環境をつくる
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足のアーチと指の可動性を取り戻す
権威性・信頼性の補足
本記事は、足トラブル専門施設「足のケアセンター船橋」と、
当センターも所属する足育(そくいく)を提唱する「足育研究会」の情報をもとに作成しています。
両者に共通する理念は、「足から身体を整える」という科学的アプローチ。
巻き爪は「爪の問題」と考えがちですが、
足の使い方を変えることで、再発を防ぐ“改善”が可能です。
皮膚科での治療と、足専門家による歩行指導の両輪で、
あなたの足が確実に“整う方向”へ向かうことを願っております!

