第453歩 外反母趾は“日本人の宿命”?靴・体質・歩き方、3つの落とし穴を暴きます【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

QFA:なぜ日本人は外反母趾になりやすいのか? ― 靴・体質・歩き方の三重要因を徹底解説
Q. 日本人が外反母趾になりやすい理由は何ですか?
A. 実は、日本人の外反母趾は「靴」「骨格・関節の柔らかさ(遺伝的要因)」「足の使い方(歩き方)」の三つの要因が重なることで起こります。特に女性は、現代的な靴文化と歩き方のクセにより、外反母趾発生率が約30〜40%にものぼるといわれています。男性でも10〜15%が影響を受けています。

① 靴文化とサイズ選びの問題
日本では「履きやすさ脱ぎやすさ重視」の靴文化が強いです。ですので靴の中で足が遊んでしまい、土踏まずを潰しやすくなります。土踏まずが潰れると足の指が浮きやすくなります。更に女性は先の細いパンプスやヒールを選びがち(履かざるを得ない場合も含み)です。これにより、足指は内側に圧迫され、長時間履くことで親指の付け根(母趾MP関節)がねじれ、変形が進行します。
👠 ヒール靴は特に要注意!
前滑りによって体重が足先に集中し、親指を内側に押し込む力が強まるため、外反母趾の進行リスクが将来的に高まります。
② 骨格・関節の柔らかさ(遺伝的要因)
日本人は欧米人に比べ、関節が柔らかく靭帯も伸びやすい傾向があります。また、扁平足や開帳足になりやすく、足のアーチが崩れやすい体質です。この「柔らかい関節+偏平足傾向」が、親指の付け根を内側に倒しやすくし、外反母趾の発生を後押しします。
🧬 遺伝的要因も無視できません。親から受け継ぐ関節の柔らかさや骨格構造が外反母趾など足の変形に繋がります。
③ 足の使い方(歩き方)の問題
現代人は歩行や足の使い方が不自然になりやすく、以下のようなクセが外反母趾を進行させます:
✅ 親指で踏ん張る(母指に重心を置くことが多い)
✅ 足指を地面で使わない歩き方(知らない間に指が浮いている!?)
✅ アーチ(土踏まず)を支えられない歩行(足を潰しながら立っている!?)
これにより、親指の付け根に負担が集中し、靴による圧迫と合わさって外反母趾が進行します。
🦶 外反母趾チェックリスト
以下の項目に2つ以上当てはまる方は、外反母趾の予備軍の可能性があります:
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足の親指が人差し指と重なっている!!これはかなりの黄色信号!!
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靴を脱ぐと親指の付け根(外側)が赤くなる
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親指の付け根が靴に当たって痛い。靴に当たっているということは!?
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立っている時に指が地面についてない。圧力がかかってない。
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足の土踏まず(アーチ)が低く、母趾球が硬くなっている
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親指にタコができている(もしくは足裏の人差し指と親指の間に)
🌱 まとめ:日本人の外反母趾は“三重苦”が原因
日本人が外反母趾になりやすい理由は明確です:
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靴の圧迫(特に細身・ヒール・サイズ違い)
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関節が柔らかく偏平足になりやすい体質
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足の使い方(歩き方)の偏り
この三つが重なることで、女性で約30〜40%、男性でも10〜15%が影響を受けています。
👣 ポイント:靴だけが原因ではありません。歩き方や足の機能を見直すことが、外反母趾の予防・改善につながります!
👣 専門監修:足のケアセンター船橋 柔道整復師 髙野篤史

