第440歩 テーピングはどお!?足を本気で直したい人が知るべき「足の心得」とは?【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

Q&A:よくある外反母趾改善方法

Q:外反母趾は、指を広げたり大きめの靴を履いたりすれば治りますか?

A:残念ながら、その方法では改善しません。
外反母趾は「親指の角度の問題」ではなく、足全体の骨格バランスが崩れていることが原因です。指を無理に広げたり、大きめの靴でごまかすと、むしろ関節や靭帯に負担がかかり、変形が進行するリスクがあります。改善には「足を締めて支える姿勢」「正しい歩き方」「足に合った靴選び」といった、足の構造を整えるアプローチが必要です。

外反母趾

外反母趾や他の指が曲がっている・・・などの場合、指をギュッと強制的に真っすぐにしたくなります。でも、何でそうなったかが分からないと、結局元に戻ってしまいます。自分は、過去のあれがあったから、ああなって、今ここで〇〇をしている・・・というように、私自身もあの時のあれがあったから、足の専門家になれた・・・そう思っています。足も原因があって今がある。人生と同じですね!

もしご自身の足に、外反母趾や内反小趾、他の指が曲がるなどの変形があって、
「親指を無理に広げて外反母趾を直そうとしている」「大きめの靴で誤魔化している」「テーピングでただ足の形だけにこだわって、無理やり指を伸ばしている」などなど、見た目をごまかす方法はしていませんか??

もし、こうした方法でなんとかしようと頑張っていたら、実は逆効果かも!!今回は、外反母趾など足の変形を良くするために「やってしまいがち」な事と、本当にやるべきことを解説します!


「指を拡げれば治る」は錯覚

外反母趾は、親指の先端が人差し指側に曲がっていく変形です。指を真っすぐにすればいいでしょ、と、親指を引っ張ったり、輪ゴムを使って左右に開かせる運動をする人もいますが、それは火に油を注ぐようなもの。足の骨格は適度に締まって支える状態が基本の形。しかし指と指の間を無理にギューッと広げると関節や靭帯に余計な力がかかり、足の骨格が崩れて変形が進行してしまうリスクがあります。

強制的に「親指まっすぐになった!」と感じたとしても、それは見かけ上の一時的なものです。実際は足の骨格は崩れてしまっていますので、根本のバランスが取れていなければすぐに戻ってしまうことが多いです。


「大きめ靴をゆるく履けば安心」は逆効果

外反母趾などの足の変形がある方にもう一つよく聞かれるのが、「外反母趾だからゆったりサイズの靴にすべき」じゃないか、というもの。確かに足先に余裕があると履きやすく感じるかもしれませんが、それは靴の中で「遊び」を作ってしまいます。足の骨や靭帯が無駄に潰れたり、関節の関係が崩れたりして、足全体が広がっていく原因になります。それは外反母趾などの足の変形を進める要因になるので、大きめの靴を選ぶことは要注意。


足のケアセンター船橋が提唱する「根本改善の3ステップ」

では、正しい対処はどうするか。それは足を「締めてから使う」がポイントです。ここからは、あなた自身の足として感じてもらえるようなステップです。

① 自分の「正しい足サイズ」を知る

まずは、自分の足の現状を知る。特別、どこか施設へ行かなくても良いと思います。ご自身の足をよくみて、皮ふの色、爪の形・状態、指が真っすぐか、曲がっているか、浮腫んでいないか、肌は荒れていないか、足裏にタコや魚の目がないか・・・など良く観察しましょう。

(靴屋さんなどに行った際には、実寸(長さ・幅・甲の高さ)を計測してもらいましょう。)

② 動作改善を行う

ただ足を「直そう」という視点だけでなく、体全体の使い方を修正することが有効です。難しくないです。足の骨格を締めるためには、正しい姿勢が必要です。まず立ち方・姿勢をリセットしましょう。

立った際に、スネの下に重心が来るようにします。詳しくはコチラの動画をご覧ください👉正しい姿勢の作り方は、こちらをご覧ください

次に歩き方を整えます。

その1.姿勢を正す
その2.姿勢を正したら、リラックスして、腿を少し挙げるようにして歩く
その3.股関節から脚を真っすぐ前に出すようにする
(個人差があるので、一概には言えないのですが・・・、まずはやってみてください)

③靴の履き方を正す

靴は足のコルセットになり得ます。ブーツやレインブーツなどは、履いても足の形にはなってくれません。少し大き目の箱に、足を入れるようなものですので、中で足の骨格が動きやすいです。そして足の凸部分は当然、当たりやすくなります。一方でスニーカーなどは足の形をホールドしてくれます。強さをヒモやマジックで調整することも可能です。ですので、本当に足を改善したい時はスニーカーをお勧めします。


「自分事」に感じてほしい、あなたの足のこれから

✅外反母趾お悩みチェックリスト

もしかしたら、あなたはこんな悩みを抱えていませんか?

  • 普段履いている靴で、親指が当たって痛む

  • 足の指が変形してしまったけれど、どこに相談したらいいか分からない

  • 整形外科で「手術しかない」と言われたが、それはしたくない

  • 腰痛や膝痛、姿勢の崩れも感じている

足は、人間の体において「土台」にあたる部分です。建物でいうと、1 階部分になります。こちらがグラついていれば、上の階ほど揺れが大きくなるように、足元が不安定だと体全体のバランスが崩れます。足を整えることは、腰・膝・姿勢・歩き方を改善し、健康寿命を延ばすことにつながるのです。実際、厚生労働省のデータにも「健康寿命」の延伸を目指す指針が掲げられており、足の健康がその根幹にあります。足が崩れて歩けなくなれば、健康寿命は短くなってしまいます。

だからこそ、「親指を無理に引っ張る」「ゆるい靴でごまかす」といった安易な対処法は、あなたの未来の足の健康を脅かす選択肢になってしまう可能性が高いのです。外反母趾などの足の変形は、足が崩れ始めているよ、という足のメッセージです。

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