第426歩 歩行の数だけ足へのダメージを繰り返す!?足が悲鳴を上げる理由【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

外反母趾

歩くたびに足の指の付け根がズキッ…その痛み、「中足骨骨頭症」かもしれません

「最近、歩くと足の裏がズキズキ痛む…」
「指の付け根だけピンポイントで痛い」
「靴下の同じ場所ばかり穴が開く」

そんな症状に心当たりはありませんか?
もしそうなら、それは中足骨骨頭症(ちゅうそっこつこっとうしょう)という足の障害かもしれません。聞き慣れない病名ですが、実は現代人の歩き方や靴選びが原因となり、誰にでも起こり得る身近な疾患です。


中足骨骨頭症とは

足の指の付け根(特に第2・第3趾の下)にある中足骨頭という骨に、繰り返し強い負荷がかかることで炎症や変形が起こり、痛みを伴う状態を指します。
足裏には本来、衝撃を分散する「横アーチ」という構造がありますが、これが崩れると地面からの衝撃が直接骨に伝わり、タコや魚の目ができやすくなります。
「足育(sokuiku)」の知見によれば、成長期の子どもや長時間立ち仕事をする大人も、足裏アーチの低下から同様のトラブルを起こしやすいとされています。


なりやすい人の特徴

  • つま先で地面を蹴るように歩く

  • ハイヒールやつま先重心の靴をよく履く

  • 扁平足・外反母趾など足のバランスが崩れている

  • 加齢や運動不足で足指やアーチが弱っている

「蹴る歩き方」が最大の原因です。(蹴る歩き方が悪いと言っているのではなく、この場合の原因は「蹴る」動作による・・・ということです。)
1日1万歩歩けば、前足部に1万回以上もの衝撃が加わり、体重の3倍近い負荷が骨に伝わります。これが毎日積み重なれば、炎症や痛みが慢性化していくのです。


間違った対処法に注意

「テーピングで補強する」「インソールを入れる」「タコを削る」などの対処は一時的な緩和にはなりますが、根本解決にはなりません。
外側から補強しても、足の使い方が変わらない限り再発してしまうからです。
足育の観点でも、足の指が動かないテーピングや過度なマッサージは逆効果になる可能性が指摘されています。


改善のカギは「蹴らない歩き方」だ!

最も効果的な改善法は、太ももを少し挙げて歩くように意識してみましょう。理屈は省略しますが、結果として、足の前側に荷重がかかりにくくなります。そして地面を蹴る力が減ります。当センターでも、痛みが強い場合は、膝を軽く上げてその場で足踏みする「行進足踏み」などを推奨しています。勿論、目指すはカッコいい歩き方ですが・・・!

このシンプルなトレーニングを毎日続けることで、地面からの衝撃が減り、痛みの緩和や再発予防が期待できます。


日常でできるセルフケア

  • ヒールが低く、ご自身の足のサイズに合った靴を履く(スニーカーがベスト)

  • 前足部に圧力が集中しない設計の靴を履く

  • 自宅で「行進足踏み」や足指のグーパー運動を習慣化(痛みがでるようであれば✖)

  • 浮き指対策として足指をストレッチ


まとめ

中足骨骨頭症は、珍しい病気ではなく現代人の歩き方が生んだ足のSOSです。このように骨を傷める場合もあれば、皮ふを傷めて「タコ」や「魚の目」、または神経を傷めて「モートン病」になる方もおられます。
「原因不明」と診断されても、痛みの背景に「強く蹴る歩行」が潜んでいるケースは少なくありません。

まずは靴やテーピングに頼っていただきつつ、歩き方を見直しましょう。歩くたびにズキッとした痛みを感じているなら、今日から「蹴らない歩き方」を意識してみてください。足裏の未来は、あなたの一歩の選び方で大きく変わります!!


 




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