第420歩 立ち仕事・ジョギングで足裏に痛み…「年齢のせい」ではないのだ!【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

足裏に急な痛みが…それって放置してはいけないサインかもしれません
朝、自転車のペダルを踏んだ瞬間に「ズキン!」と足の裏に痛みが走った。立ち仕事の最中に、かかと寄りの足裏がピンポイントで痛む。そんな経験はありませんか?
「年齢のせいかな」「疲れているだけだろう」と思って放置してしまう方は少なくありません。しかし実際には、足裏の痛みはただの疲労や加齢による衰えだけが原因ではなく、歩き方のクセ・姿勢・足の構造の乱れが大きく関わっているのです。
足裏の痛みでまず疑うべき「足底筋膜炎」
足裏の痛みの代表例が「足底筋膜炎」です。足底筋膜は、かかとから足の指の付け根までを支える膜で、歩行や立位の衝撃を吸収する役割があります。この膜に炎症が起こると、かかとや土踏まずあたりに強い痛みが生じます。
特に以下のような特徴があります。
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朝起きて最初の一歩が痛い
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長時間立ち仕事をしている
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ジョギングや自転車など同じ動作を繰り返す運動をしている
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扁平足や外反母趾など足の骨格に崩れがある
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靴のサイズが、実際の足と違う
これらに心当たりがあれば、足底筋膜炎の可能性が高いといえるでしょう。
痛みの裏に潜む「歩き方のクセ」
足裏の痛みは、筋肉や腱の炎症だけではなく、実は歩き方や姿勢のクセが原因であることが少なくありません。
例えば、
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足を床にペタッと置く歩き方(土踏まずを潰すように歩いてします)
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前のめりの姿勢で重心が常に「足の前」にかかっている
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靴底の片減りが激しい
これらはすべて「足に偏った負担をかけているサイン」です。足の構造は身体の土台。土台が崩れると、膝や腰、首にまで影響が広がり、慢性的な不調につながります。
足育(そくいく)の考え方でも、正しい歩行習慣や姿勢づくりは年齢を問わずとても重要だとされています。
放置すると慢性化しやすい足裏の疾患
足裏に急な痛みを引き起こす疾患には、足底筋膜炎以外にも次のようなものがあります。
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ガングリオンや足根管症候群:神経が圧迫されることで起こる
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ジョガーフット:ランナーに多く、内側足底神経の慢性絞扼
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後脛骨筋炎:扁平足や外反母趾と併発しやすい
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インターセクションシンドローム:足の腱が骨で擦れて炎症が起こる
いずれも「よく動かす人」や「立ちっぱなしの人」に多い症状で、どれも放置すると長引きやすいのが特徴です。
自分でできる予防と改善のポイント
では、どうすれば足裏の痛みを改善し、再発を防げるのでしょうか。
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靴の見直し:足に合った靴、アーチを支える靴を選ぶ
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ふくらはぎと足首のストレッチ:硬さを和らげると足底への負担が減る
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歩き方をチェック:動画で撮影して確認すると癖が見えやすい
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正しい姿勢を意識:歩く前に、姿勢を整える。歩き出したらリラックスしましょう。
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休息とケア:強い炎症を感じるときは休む勇気も大切
これらを習慣化することで、足裏のトラブルを大きく減らすことができます。
まとめ
足裏に走る急な痛みは、決して「年齢のせい」だけではありません。歩き方や姿勢、足の構造に原因が潜んでいることが多いのです。
痛みを感じたらまずは「自分の足と歩き方をチェック」してみましょう。そして、正しいケアや習慣を取り入れることで、痛みの改善だけでなく、将来の転倒予防や健康寿命の延伸にもつながります。
「足は身体の土台」。あなたの毎日の歩きを見直すことが、これからの人生を支える第一歩になるのです。