第409歩 外反母趾と巻き爪のダブル地獄からの脱出とは!?【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

外反母趾・巻き爪の背景と「あなた」にできること
「外反母趾」と「巻き爪」のダブル状態に困っていませんか?実はその裏には、足首の硬さや脚の筋力の低下、そして足の使い方といった「見えない原因」が潜んでいます。今日はそれを紐解きながら、あなた自身が気軽に踏み出せるセルフケアについて紹介します。
1. 足首が硬くて「指の動き」が停滞していませんか?
足首の柔軟性が低下すると、歩く際に足指の付け根あたりで体重が停滞し、指先まで体重移動がスムーズにいかず、足指にかかる圧力が弱くなります。そうすると、指や爪がうまく地面に押されず、巻き爪が進行しやすいと言われています。
足首が硬いと、衝撃の吸収やつまずき防止にも不利で、むくみや血流の低下も招く可能性があります。むくみによってさらに足の使い方が偏ってしまい、外反母趾や巻き爪といった足トラブルにつながるリスクが高まります。
2. 弱った脚の筋力は、あなたの歩き方に「空白」をつくります
日頃、足の筋力を使えていなければ、踏み込みも弱くなり、指や爪にかかる力も当然弱くなります。これによって、巻き爪のリスクが高まるのです。
「足の指に触れてストレッチを」「靴を正しく履いて正しい歩き方を」といった基本的なケアが、実はとても重要な理由—それはあなた自身の足の使い方を取り戻し、“自分の足で歩く”という感覚を蘇らせることにつながるからです。
3. 外反母趾は巻き爪を「角ばらせる」
外反母趾があると、母趾が内側にねじれて(回内といいます)着地するため、爪の付け根の形が変わりやすくなります。足を潰すように歩いていると、足は内側に捻じれてしまうのです。こうなると母指の内側に圧力がかかりますが、他の指には圧力がかかりにくくなります。
さらに歩行時には、母趾や爪の内側だけに強い圧力がかかるようになり、その結果、爪の形が“ホチキスの芯”のように角ばってきてしまいます。そして、骨の内側に棘状の骨(とげのような骨)が発生しやすく、爪の根本が拡がることによって、巻きも進行しやすくなる、とされています。
4. 扁平足やアーチ崩れ、第2〜4趾の変形にも要注意
外反母趾は扁平足などのアーチ機能の低下を伴い、それによって第2~4趾にも変形が生じるケースが珍しくありません。その変形によって、他の指の巻き爪リスクが高まるとも言われています。
5. あなたが今日からできるセルフケア
①正しく立って正しく歩く
まずはスネの真下に重心が来るように立ちましょう。それから歩き出しましょう。
②足にとにかく触れてあげましょう。足趾1本づつ、動かしてストレッチします。
足首のストレッチも忘れずに!
③靴を正しく履く。ご自身の足の縦・幅があった、ジャストサイズの靴を履きましょう。大き目はNGです。
④巻き爪が強い方は、まず皮膚科を受診しましょう。