外反母趾・扁平足の自力改善はどこまで可能?足改革で限界突破!【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

外反母趾・扁平足はどこまで自力で良くなる?限界を知って正しいケアを始めよう
「最近、親指の付け根が出っ張ってきた気がする…」
「土踏まずがつぶれて、足が平らになってきた…」
もしかすると、それは外反母趾や扁平足のサインかもしれません。
放置すると痛みや変形が進み、歩くことすらつらくなるケースもあります。
でも安心してください。ある範囲までは、自分で修正できる可能性があります。
今回は、足の専門的な視点から「自力で改善できる限界」と、そのセルフチェック法をご紹介します。
自分の足の限界を知るための簡単チェック
まずは以下の動きを試してみましょう。
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両足を肩幅より少し広めに開く
できれば片手で壁や椅子に掴まり、安全を確保します。 -
つま先を45度外に向ける
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膝を軽く曲げる
外反母趾や扁平足の方は、この時に膝がつま先より内側に入っているはずです。
この状態を回内(かいない)と呼びます。
回内は土踏まずをつぶし、外反母趾を悪化させる典型的な足の使い方です。
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両ひざを外に開き、つま先と同じ方向にそろえる
この状態を回外(かいがい)と呼びます。このとき足の土踏まずが持ち上がり、親指の角度が改善されます。
👉 回外の状態まで戻せる範囲が、自力で改善できる限界です。
回内のまま放置するとどうなるか?
「足の寿命は50年」と言われています。
50歳を過ぎてもケアをしないと、変形はさらに進みます。
①足裏のアーチが崩れる、筋肉・腱が硬くなる、皮ふが乾燥する、骨張る、指の変形が進む、爪の質が悪くなる
②やがて歩くと左右に揺れるようになる
③バランスが取りずらくなり、杖が必要になる
④短距離でも移動が困難になる
当センターには、関節の動きが固まり(拘縮)、改善が難しくなった方も多く来られています。足の変形は良くならなくても、足が使いやすくなったことで習い事の太極拳や水泳がやりやすくなった!歩くのが楽になった!履けなかった靴が履けた!腰の痛みが消えた!・・・などなど嬉しい声をよく聞きます。
セルフチェック① 外反母趾の角度
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親指の付け根と先端を結び、角度を測ります。
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15度を超える場合は要注意。進行スピードが速いため、早めのケアが必要です。
※可能なら家族や友人に測ってもらうと正確です。
セルフチェック② 関節の動き(ムーヴスケール M/S)
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親指の根本を片手で押さえ、もう片方の手で先端を持つ
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親指をぐるぐる回してみる
当センターでは動きやすさをムーヴスケール(M/S)で評価します。
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0〜5 … 改善の可能性大
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6〜8 … 現状より改善可能
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9〜10 … 動きが硬く、悪化防止が最優先
「改善の可能性がある足」と「悪化防止優先の足」
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改善の可能性がある足
回外の姿勢をとったときにアーチが復活し、指の角度が変わる場合(M/S 0~8) -
悪化防止が最優先の足
関節が拘縮しており、回外にしてもアーチが戻らない場合(M/S 9~10)
今すぐ始めたい足の使い方改革
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立っている時には回外を意識してみる(小指側に荷重を置く)
- 回外にしてから歩き出す(歩き出したら回内も回外も気にしないでください)
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土踏まずを支える靴やインソールを選ぶ(参考:足育研究会)
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毎日5分の足ストレッチを習慣化
「若いから大丈夫」は禁物です。10代でも関節が動かなくなっているケースがあるのです。
将来の健康寿命は、今の足の使い方で決まります。
まとめ
外反母趾や扁平足は、自力で改善できる範囲があります。
その限界を超える前に、日常生活で回外の姿勢を取り入れ、関節の動きを保つことが大切です。
足は毎日あなたを支える、大切な土台。
今日から少しずつ、足改革を始めましょう。