親指で踏ん張れ!はホント?【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 千葉県 西船橋1分】

千葉

「親指で踏ん張れ!」はもう古い?体の安定には“足の外側”がカギ!

かつて運動部などでよく聞いた言葉に「親指で踏ん張れ!」というものがあります。
守備の構えや走ったあとの切り返しなど、どんなスポーツでも定番のアドバイスでした。

でも、今思い返してみると、当時の運動指導にはちょっと不思議な“昭和ルール”もたくさんありましたよね。

たとえば…

  • 「水は飲むな!」

  • 「先輩に会ったら45度でペコリ」

  • 「連帯責任でビンタ」なんてことも普通にあったり。

ちなみに筆者は、体育会系のガソリンスタンドでバイトした際、ミスをするとドラム缶の上に立たされて、国道に向かって叫ばされていました。
「い〜〜〜らっしゃいませぇぇぇぇっ!!」と…。
今考えると、なんだったんでしょうあれ(笑)

さて、話を戻しましょう。

親指に重心をかけるとどうなる?

「親指で踏ん張れ!」と言われると、つい親指側にグッと体重をかけたくなりますが、実はこれ、足の構造的にはあまりよくありません。

というのも、足の親指側(内側)に体重をかけると、足が“内側に回ってしまう”んです。
専門用語では「回内(かいない)」と呼ばれる動きで、土踏まずが潰れ、足の細かい骨同士の間が広がってしまいます。

こうなると体は無意識のうちに不安定になります。

見た目にはグラグラしていなくても、体幹や腰、肩への負担がジワジワと増えていくんです。

【実験】どちらが安定する?親指 vs 小指

ここで簡単な実験をしてみましょう。

① 親指側に重心をかける

サーフィンをするようなポーズ(両足を開いて構える)をとり、親指側にグッと力を入れて踏ん張ります。その状態で、誰かに横から軽く押してもらってください。

意外と、簡単にグラッと動いてしまうと思います。

② 小指側に重心をかける

今度は、足の小指側(外側)に重心をのせて、同じようにポーズをとります。そしてまた横から押してもらいましょう。

どうでしょう?さっきより踏ん張りやすく、体がブレにくくなったと感じませんか?

これは、足の外側に重心を置いたことで、足の骨格が締まり、より安定した立ち方になるためです。

まとめ:小指側重心を意識しよう

親指にグッと体重をかける癖は、昔の指導の名残かもしれません。でも、今の体に合っているとは限らないんですね。

ふだんの立ち方や歩き方で、少しだけ“外側”を意識してみてください。
それだけで、腰や肩の負担が軽くなったり、バランスが整ったりするかもしれません。

毎日の姿勢がちょっと変わるだけで、体ってこんなにも変わるんです。
ぜひ一度、試してみてくださいね!


Q. 親指で踏ん張るのはなぜよくないの?正しい重心のかけ方は?

A. 親指に重心をかけると、足が「回内(かいない)」という内側へのねじれを起こし、足の骨のバランスが崩れやすくなります。その結果、体幹が不安定になり、腰や肩に負担がかかることも。正しい重心の位置は、小指側(外側)に意識を向けること。そうすることで、足の骨格が締まり、体の安定感が高まります。スポーツ時だけでなく、日常の立ち方・歩き方にも取り入れるのがオススメです。

 

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