その足裏の痛みは外反母趾や足底腱膜炎ではなく、チュウチュウチュウソッコツッコットウショウかも??

チュウソッコツコットウショウ…
なんの言葉?チュウチュウタコカイナ…ではなく、足の疾患の名前です。
皆様の周りや、皆様自身歩くと足の裏が痛い、という場面に接したことがあると思います。
運動をされている方で足裏が1番多いのは「足底腱膜炎」というものです。この症状は比較的運動量が多い方がなりやすいです。朝起きて、歩き始める時に最も痛みが強いのが特徴です。
いや、そんなに動いてないし、朝に限らずいつも歩くと足裏痛いんだよね…という場合
外反母趾?痛風?うーん、でも親指じゃなくて人差し指…しかも足裏。
という場合に他に疑う症状のひとつで、あまり知られていないものがあります。
それが文頭に出てきた中足骨骨頭症(ちゅうそっこつこっとうしょう)というものです。意外と多いです。
どんな人がなるか?
歩くときに、後ろ足で地面を蹴っている人がなります。でもそれは自分では分かりませんよね…
理屈はこうです。蹴る時にちょうどゆびが反りますよね?その時に普段隠れている骨の頭がダイレクトに地面に当たります。
当たるだけならまだしも、地面を蹴る(キック)します。
そしてそれを何回も何回も繰り返します。1,000ぽ歩けば1,000回、10,000ぽ歩けば10,000回地面を蹴ります。繰り返せば当然炎症を起こします。
接骨の世界では、このように繰り返しの外力で起こるケガを亜急性症状といいます。立派なケガで、立派な疾患です。
当たる部分に炎症が起こり、さらに局所が地面に当たり続けるので痛みが出る。
特に踏み込んだ時に、重心が乗りつつ、足のゆびを反らせた時に痛みが強いです。皮膚が厚くなりタコを併発していることが多いです。当然、靴下もここに穴が開きやすいですし、手の指で押すと痛いです。
治し方を検索すると足裏のアーチ状の形を正す、温める、ユビのストレッチを…
ん!?
よく思い出して見ましょう。
原因は繰り返し地面に当たった(蹴った)ことによるものです。ということはアーチを整えようと、ストレッチしようと、局所が当たれば症状は減るどころか悪化します。
治し方はいたって簡単
じゃあどうするか…。
正しい歩き方をすれば良いのです。蹴らなければいいんです。足の前側に重心を置かず、踵で立つという正しい使い方をすればいいのです。
そうすれば前側を使わなくなります。足の前側で蹴る、体重が乗るということがなくなります。
1番簡単なやり方は、その場で足踏みしてすすむ、行進です。そのように歩けば痛みは減るはずです。
痛みがなくなったよーという皆様のご報告、お待ちしております。
Q&A:
Q: 歩くと足裏が痛いのですが、「足底腱膜炎」と「中足骨骨頭症」の見分け方はありますか?
A: 足底腱膜炎は、運動量が多い方に多く、特に朝起きて歩き始めるときに強い痛みを感じるのが特徴です。一方、中足骨骨頭症は、運動量に関わらず、歩くときに足の指の付け根(人差し指あたり)に継続的な痛みがあり、特に足を踏み込んだり、指を反らしたりしたときに痛みが強くなります。この痛みのある部分にタコができやすく、押すと痛むのも特徴です。中足骨骨頭症は、歩く際に後ろ足で地面を「蹴る」動作を繰り返すことで、足の指の付け根の骨の頭に繰り返し負担がかかり炎症を起こすことが原因です。
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