痛風vs外反母趾、症状からわかる見分け方~あなたの足の痛みはどっち?【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

「これって外反母趾?それとも痛風?」足の親指の痛みに悩むあなたへ【専門家が解説】
足の親指の付け根がズキズキ痛む…。
「これって、もしかして外反母趾のせい?」そう思って、我慢していませんか?
実は、その痛み、外反母趾だけが原因ではないかもしれません。 足の専門家として多くの患者様を診てきた経験からお話しすると、外反母趾だと思って来院された方が、実は全く別の病気だったというケースは珍しくないのです。
特に、足の親指に似たような痛みを引き起こす病気は多岐にわたります。例えば、痛風、強剛母趾、偽痛風、関節炎、種子骨損傷など、さまざまな可能性が考えられます。
「でも、私、外反母趾もあるから、どっちの痛みか分からない…」
そう思われるのも当然です。外反母趾をお持ちの場合、実際に痛みの原因が異なっていても、判別がつきにくいことがあります。そこで今回は、あなたの痛みが「外反母趾」なのか、それとも「痛風」の可能性が高いのか、見分けるためのポイントを詳しく解説していきます。
あなたの痛みはどちら?痛風と外反母趾、それぞれの特徴
まずは、痛風と外反母趾、それぞれの痛みの特徴を比べてみましょう。
痛風の特徴
痛風は、体内の尿酸値が高くなることで、関節に尿酸の結晶が沈着し、炎症を起こす病気です。
もし、あなたの足の痛みが以下のような特徴に当てはまるなら、痛風の可能性を疑ってみる必要があります。
- 急に、足の親指の付け根が腫れて、猛烈な痛みが走った
- 靴を履いていても、裸足でいても、どちらも激しく痛む
- 以前から健康診断で「尿酸値が高い」と指摘されていた
- 普段からお酒を飲む機会が多い(特にビールなどプリン体を多く含むもの)
- 性別は男性である(女性の痛風患者は男性に比べて少ないですが、決してゼロではありません)
痛風発作は、その痛みの強さから「風が吹くだけでも痛い」と言われるほどです。足の親指だけでなく、足首や膝など、他の関節に痛みが出ることもあります。
「プリン体ゼロのお酒を飲んでいるから大丈夫!」と思っている方、それは少し危険な考え方かもしれません。体に取り込んだ栄養素は、最終的に体内でプリン体を生成します。残念ながら、「プリン体ゼロ」の表示だけでは、痛風のリスクを完全に避けることはできないのです。
外反母趾の特徴
一方、外反母趾は、足の親指が小指側に「くの字」に変形し、親指の付け根の骨が突き出すことで、靴との摩擦などで痛みが生じる病気です。外反母趾は、ガッチリ曲がっていても痛みがない、そんなに曲がっていないけど痛い、など外反母趾の角度と痛みは比例しません。
外反母趾による痛みの主な特徴は以下の通りです。
- 親指の付け根の出っ張った部分が、靴に当たると痛む
- 歩いている時や、特定の靴を履いた時に痛みが強くなる
- 長時間の立ち仕事や歩行で痛みが悪化しやすい
- 親指が変形しているのが目で見てわかる
- 痛みだけでなく、タコや魚の目ができやすい
外反母趾は、ハイヒールや先の細い靴を履く機会が多い女性に多く見られますが、扁平足や足のアーチの崩れなど、足の構造的な問題も大きく関わっています。
なぜ外反母趾と痛風の区別がつきにくいのか?
「私の足、外反母趾で出っ張っているから、痛いのは全部そのせいだと思ってた…」
そう感じる方は少なくありません。足の親指の付け根という同じ部位に痛みが生じるため、外反母趾と痛風の区別がつきにくいのは当然のことです。
特に、普段から外反母趾の痛みがある方の場合、「いつもの痛みかな?」と軽く考えてしまいがちです。しかし、急激な腫れやこれまでにないほどの激痛がある場合は、「いつもとは違う」と認識することが非常に重要です。
もしかして痛風?と思ったら…
もし、あなたの痛みが痛風の特徴に当てはまるようであれば、まずはご自身でできる応急処置として、患部のアイシングを行ってください。そして、できるだけ早く整形外科を受診しましょう。
整形外科では、問診や視診に加え、血液検査で尿酸値を調べたり、レントゲン検査で他の病気との鑑別を行ったりします。適切な診断を受けることで、症状に合わせた治療を開始することができます。
痛風は、一度発症すると再発しやすい病気です。しかし、適切な治療と生活習慣の改善によって、症状をコントロールし、痛みのない生活を送ることが可能です。食事面では、プリン体を多く含む食品(レバー、魚卵、肉類など)の摂りすぎに注意し、水分をしっかり摂るなど、医師や栄養士の指導に従いましょう。
われこそは外反母趾!という方は専門センターへ
一方、「やっぱり私の痛みは、外反母趾で間違いない!」という方、または「長年、外反母趾の痛みに悩んでいるけれど、どうしたらいいか分からない」という方は、ぜひ一度当センターにご相談ください。
当センターは、外反母趾をはじめとする足のトラブルに特化した専門センターです。
「足の健康寿命を延ばす」という理念のもと、単に痛みを抑えるだけでなく、痛みの根本原因を探り、あなたに合った最適なケアを提供しています。
足の変形度合いや歩き方、靴の選び方など、総合的に評価し、痛みの軽減はもちろんのこと、これ以上変形が進まないようにするための動作改善・足の秘密・整体を組み合わせたオーダーメイドのプログラムをご提案します。
足の痛みは、日常生活の質を大きく低下させてしまいます。我慢せずに、専門家の力を借りて、痛みのない快適な毎日を取り戻しましょう。
Q&A:
Q: 足の親指が痛いのですが、外反母趾と痛風のどちらが原因か見分けるポイントはありますか?
A: 足の親指の痛みは、外反母趾だけでなく痛風など様々な原因が考えられます。ご自身の痛みがどちらによるものかを見分ける主なポイントは以下の通りです。
痛風の可能性が高い場合:
- 急に親指の付け根が激しく腫れて痛み出した
- 靴を履いていても裸足でも、痛みが強い
- 健康診断で尿酸値が高いと指摘されたことがある
- 普段からお酒をよく飲む(特に男性に多い傾向ですが、女性でも発症します)
外反母趾の可能性が高い場合:
- 親指が「くの字」に変形しているのが見てわかる
- 靴を履いた時や長時間歩いた時に痛みが強くなる
- 痛む部分にタコや魚の目ができやすい
- 変形していても痛みがないこともあれば、軽度でも痛むことがある
もし急激な痛みや腫れがある場合は、痛風の可能性が高いため、まずは患部を冷やし、早めに整形外科を受診しましょう。一方、外反母趾の変形による痛みや長年の悩みがある場合は、足のケアセンターでのご相談をおすすめします。
ご自身の姿勢や足について知りたいな・・・という方はぜひ千葉県船橋市の当センターへいらしてください。外反母趾・内反小趾・たこ・ウオノメなど足でお悩みの方は足専門のトライアルコース2,980円でお試しいただけます。お気軽にお問合せください。美しい歩行も、日々の意識と少しのトレーニングで身につけることができます。