大腿骨頸部骨折とは?原因・予防・歩き方のポイント~高齢者の命を守る!【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 千葉県 西船橋1分】
高齢者に多い「大腿骨頸部骨折」とは?
日本国内では、超高齢化にともない、年間数十万人が大腿骨頸部骨折(だいたいこつけいぶこっせつ)を起こしているとされています。これは、太ももの骨(大腿骨)の上部、股関節の近くで起こる骨折のことを指します。
特に注意すべきは、高齢者にこの骨折が起きると、その後の生活に大きな影響を及ぼすことです。
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1年以内の死亡率は10~30%
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要介護・寝たきりになるリスクが非常に高い
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手術・入院・リハビリで大きな身体的・経済的負担
つまり、大腿骨頸部骨折は「生活の質(QOL)」を大きく下げてしまうだけでなく、「命を脅かす」重大な疾患なのです。
大腿骨頸部骨折には2種類ある
1. 内側骨折(ないそくこっせつ)
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フトモモの骨を大腿骨といいます。その付け根がボール状態になっていて、骨盤の受け皿に接しています。そこは関節の袋で包まれているのですが、その袋の中、つまり内側で起こる骨折を「大腿骨頸部内側骨折」といいます。
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骨への血流が乏しく、骨が壊死しやすく、治癒が難しい。
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骨粗しょう症がある高齢者に多く、「軽くひねっただけ」で折れることもある。
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初期は「なんとなく股関節が痛い」→徐々に歩けなくなる。
2. 外側骨折(がいそくこっせつ)
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さきほどの内側とは逆に、関節の袋の外側で起こる骨折です。
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比較的血流がよく、治療はしやすいが、転倒など強い外力によることが多い。
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打撲のような激しい痛みが突然起きる。
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歩けなくなる・激痛で動けなくなる。
歩き方を見直すことが最大の「予防策」
転倒による骨折の多くは「ちょっとした段差」「つまづき」「後ろ向きに倒れる」など、日常生活で簡単に起こります。
しかし、「歩き方」が改善されれば、その多くは防げる可能性があるのです。
正しい歩行によって得られるメリット
歩き方を整えると… | 期待できる効果 |
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足が高く上がる | 段差につまずきにくくなる |
インナーマッスルが働く | ふらつき防止・体幹の安定 |
姿勢が良くなる | 転倒の予防・疲れにくい体に |
バランスが整う | 前後左右の安定性が高まる |
これらはすべて、「転ばないための基礎力」です。
最近では、一部の施設や自宅で「段差をわざと作って注意力を鍛える」という工夫も行われています。しかし、根本的な解決にはなりません。
「転ばない」ことが目的なら、段差を避けるのではなく、段差を超えられる身体にしておくことが重要です。
そしてそれは、日々の歩き方や筋肉の使い方によって育まれます。
どうやって歩き方を改善するの?
歩き方を変えるといっても、いきなり「モデルのような美しい歩き方」を目指す必要はありません。大切なのは、「転ばない体」を目指した、実践的で安全なフォームです。
ポイントはこの3つ:
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膝をしっかり上げる
→ 足が上がることで段差につまづかない -
足裏全体で地面をとらえる
→ ふらつき防止・バランス改善 -
前を見て歩く
→ 姿勢改善・視覚情報の確保👉
足のケアセンター船橋のサポート内容
「足のケアセンター船橋」では、転倒予防のために以下のような支援を行っています。
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足のアライメント検査(偏平足・外反母趾など)
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重心バランスチェック
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正しい靴選びと必要であればインソールの提案
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歩行指導・姿勢改善のためのトレーニング
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骨盤・股関節まわりのケア・整体
一人ひとりの足と歩き方に合わせたケアを行っています。
転ぶ前に行動を。今ならまだ間に合います
転倒してしまった後では、私たちがサポートできる機会は限られてしまいます。
ですが、まだ転んでいない今なら、歩き方や足の状態をチェックし、予防のためのケアを始めることができます。
歩き方ひとつで、将来が変わりますよ!
まとめ
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大腿骨頸部骨折は高齢者の生活と命を脅かす重大な疾患。
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転倒を防ぐには「歩き方」の改善が鍵。
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正しい歩行は、つまづきやふらつきを予防し、転倒リスクを大幅に下げる。
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足のケアセンター船橋では、歩き方から体全体のバランスまで丁寧にサポート。
関連リンク:
ご自身の姿勢や足について知りたいな・・・という方はぜひ千葉県船橋市の当センターへいらしてください。外反母趾・内反小趾・たこ・ウオノメなど足でお悩みの方は足専門のトライアルコース2,980円でお試しいただけます。お気軽にお問合せください。美しい歩行も、日々の意識と少しのトレーニングで身につけることができます。