外脛骨とは!?扁平足・外反母趾を引き起こす“過剰骨”の正体【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 千葉県 西船橋1分】
「うちの子、足の内くるぶしの下あたりが出っ張っている」「内くるぶしの下の出っ張りが靴に当たって痛む」そんなお悩みをお持ちの方、もしかするとそれは外脛骨(がいけいこつ)かもしれません。
外脛骨は、日本人のおよそ10%に存在するとされている「過剰骨(かじょうこつ)」のひとつです。本記事では、外脛骨の特徴や偏平足・外反母趾との関係、痛みの原因、対策法について詳しく解説します。
外脛骨とは?〜足にある“過剰な骨はラッキー?”〜
■ 外脛骨は先天的な「過剰骨」の一種
通常、人間の足には206個の骨が存在すると言われていますが、中にはまれに“過剰な骨”がある場合もあります。子供の骨から大人の骨になる際に、本来吸収されるものが残ってしまうことがあるのです。これを「過剰骨」といい、そのひとつが「外脛骨」です。
外脛骨は、足の内くるぶし(内果)の前下方あたりに存在し、触れるとコリッとした出っ張りを感じるのが特徴です。外脛骨があっても必ずしも痛みが出るわけではなく、無症状のままという方も多くいます。
外脛骨はなぜ問題になるのか?
■ 後脛骨筋が引っ張ることで負荷がかかる
外脛骨には、ふくらはぎの筋肉である後脛骨筋(こうけいこつきん)の腱が付着しています。この筋肉は、土踏まずを支える役割を果たす重要な存在です。
しかし、ふくらはぎ、つまり後脛骨筋が硬くなったり、使い過ぎたりすると、外脛骨が引っ張られることで炎症や痛みが起こることがあります。この状態を「有痛性外脛骨障害(ゆうつうせいがいけいこつ)」といい、スポーツをしている若年層に多く見られます。とくに中高生に多くみられるのは、部活などで筋肉を使いますし、骨も軟らかいので引っ張られやすいのです。
■ 外脛骨と偏平足の関係
後脛骨筋は土踏まずを持ち上げる働きをしますが、外脛骨があるとその機能が低下する場合があります。つまり足のアーチが崩れやすくなり、偏平足を引き起こすリスクが高くなります。
さらに、偏平足になると以下のような二次的なトラブルも起こりやすくなります。
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外反母趾
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浮き指
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タコ・ウオノメ
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足裏の疲れや痛み
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膝や股関節、腰への負担
外脛骨は単なる“余分な骨”と思われがちですが、放置すると全身のバランスにまで影響する可能性があるのです。
外脛骨による痛みとは?【外脛骨障害】
■ 痛みの特徴
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運動後や長時間の歩行後に痛む
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靴の内側が当たってズキズキする
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足の内側に腫れや圧痛がある
このような症状がある場合は、有痛性外脛骨障害の可能性があります。特に成長期の子どもに多く、ジャンプやランニングなどの繰り返し動作で発症することがあります。
■ 治療法について
一般的に、症状が軽度であれば、保存療法(安静、アイシング、インソール、ストレッチ)で改善が期待できます。痛みが強い場合や長引く場合は、整形外科や足専門クリニックでの診察をおすすめします。まれに、骨の摘出手術が必要になることもあります。
外脛骨のある方に特に重要なのが、ふくらはぎ(後脛骨筋)や足首周囲の柔軟性を保つことです。ストレッチを継続することで、筋肉による引っ張りを軽減し、外脛骨への負担を減らすことができます。
ただし根本的な改善策にはなりませんので、カカトのしっかりした靴を履く、重心を意識するなどが有効になります。
参考リンク:
まとめ:外脛骨とうまく付き合うために
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外脛骨は日本人の約10%に見られる「過剰骨」であり、異常ではありません。
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偏平足や外反母趾などの足のトラブルと密接な関係があります。
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痛みがある場合は、外脛骨障害の可能性があるため、早めのケアや専門医の受診を。
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ふくらはぎのストレッチや足に合った靴の選択で、症状の予防・緩和が期待できます。
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