仕事では痛くないけど、健康にいい筈のランニングで走った時だけ膝が痛い

膝が痛いランナーの実例です

【３３歳　男性　のお話です】

　私はマラソンを趣味でやっています。毎日１０キロを走るのを日課としています。フルマラソンを走っていた時のこと、２０キロを過ぎたあたりから右ひざに痛みを覚えました。はじめはジワッと痛かったのですが、２５キロを過ぎると強い痛みに変わりました。痛みの場所は右ひざの外側。１歩すすむ度にズキッと痛みが出ます。でもなんとか脚をひきずりながら時間以内にゴールは出来ました。

　１週間ほど安静にすると、痛みも和らいできたので少しづつ走り始めました。しかしハーフマラソンなど長距離になると、同じ痛みを繰り返します。いったい治るのでしょうか・・・。

 

この痛みの正体は・・・！！

　痛みの場所はお皿の横あたりということでした。軟骨やお皿を傷めていたら、走る時以外も痛いはずです。つまり軟骨や骨以外の筋肉・靭帯などの損傷と考えます。この場合は「腸脛靭帯炎」（ちょうけいじんたいえん）というものを疑います。お尻から太ももの横を通る筋肉がありますが、それが骨との摩擦で炎症を起こします。改善策は右臀部から右太もも周囲のストレッチです。でもそれだけでは、ダメです！！

　普段からお尻の筋肉を過剰に使用していることが予想されます。それは前傾姿勢の歩き方です。前荷重で歩くと、お尻が横に伸びて太もも横にも強い負担がかかります。とうことは、普段から腸脛靭帯と呼ばれるお皿の外側にも強い負担がかかっています。当然、この状態で走れば腸脛靭帯炎になりやすいです。

脚とお尻はセット

　私は走らないから安心よ！と思っている特に女性の方も、安心できませんよ！ランナーのように炎症は起こさないですが、見た目も変わります。お尻の方から脚の筋肉は発します。そのままの歩き方を続ければ筋肉で引っ張られ、お尻が横に広がりやがて垂れる、四角い大きなお尻の出来上がりです。

　良く走る方も、走らない方も、前荷重の歩き方を早めに修正しましょう。よし、改善してみたい！！・・・という方はご連絡ください。

膝の痛みについての動画です

（筆者がお世話になっているネイティブウォーキング協会さんの動画です。こちらの動画で膝についてわかりやすく説明しておりますので、ご覧ください。）

ちょっと良くわからないな・・・と、お困りの際はいつでもご相談ください。そしてご自身の足が気になった方は、当センターではトライアルで気軽にお問合せください。