第757歩目 外反母趾・扁平足が気になる?左右の足を寄せて歩いてみよう【外反母趾.足育をはじめとした足の悩みの整体院 西船橋1分】

外反母趾・扁平足が気になる方へ。歩くとき、足を少しだけ寄せてみよう
外反母趾や扁平足など、「足の形が気になる・・・」という方や、「自分の歩き方って、なんだか不格好……」という方も多いと思います。そんな方に、私が歩き方を見るときにチェックしているポイントのひとつが、「足がどこに向かって出ているか」です。
今回は、歩くときの「足の軌道」についてのお話です。

足をまっすぐ出しているつもりが……
まず、ご自分の歩行を他覚的に見ていただきたいです。鏡やガラスで見ても良いですし、スマホで前・後ろから撮影してもらうのも良いですね!まずは現状を見てみましょう!
外反母趾や扁平足の方は、左右の足がそれぞれ外側に開いていませんか?いわゆる「ガニ股」のような歩き方になっている方も少なくありません。また、片側は真っすぐ出てるけど、もう一方は外から回り込んでいるなど、いろいろ発見があると思います。
もちろん、足先が少し外を向くこと自体が悪いわけではありません。実際、歩行時の足の向きには個人差があります。
※足の向きは、膝や股関節など下肢全体の動きにも影響することが分かっています。研究では、歩行時の「足の進行方向(Foot Progression Angle)」を変えることで、膝や足関節にかかる力学的な負荷が変化することが報告されています。特に扁平足の方を対象とした2026年の研究でも、足の進行方向を変えることで、足関節や膝の動き・負荷に変化がみられました。
つまり「足先がどこを向いているか」は、大切なのです。
歩くとき、左右の足を「少しだけ」寄せてみる
そこで、ひとつ試していただきたいのが、「左右の足を少しだけ内側に寄せて歩く」という方法です。「内股にする」のではありません。後述します「1本線上」を歩くのでもありません。
左右の足を少しだけ中央へ寄せるイメージです。すると、足先が外へ開きすぎるのを抑えやすくなり、自然と足先が前を向きやすくなります。前を向くことで、外反母趾や扁平足の方は、足の骨格を崩しにくくなります。
勿論、足の形や股関節の動き、膝の向き、歩幅などによって適した歩き方は変わります。ですから、「少し寄せる」くらいから試してみるのがおすすめです。
1本線の上を歩く必要はありません
ここで注意してほしいのが「左右の足を寄せるなら、1本の線の上を歩けばいいの?」ということ。これはおすすめしません。左右の足を完全に1本の線上に置いてしまうと、まるで平均台の上を歩くような状態になります。
当然、左右へのバランスが不安定になります。また、前に出した足の真後ろに反対側の足があるため、後ろの足を前へ出す際に、外側から大きく回り込むような動きになりやすくなります。そうなると、今度は股関節周辺にも余計な動きが生じます。
ですので「1本線」ではなく「2本の線を少しだけ近づける」というイメージです。
足を寄せると、身体のラインが変わる!
左右の足を大きく離して歩いていると、身体を後ろから見たときに、左右へ広がった動きになりやすくなります。いわゆるオラオラ歩きになります。一方で、左右の足を適度に寄せると、身体の中心に足の軌道を運ぶことになります。
同時に、足を少し寄せることによって、太ももの内側にある内転筋群なども歩行の中で働きます。太もも前側だけで歩いている方は、負かを逃がすことができます。歩き方を変えることで、下肢の筋肉の使われ方や関節への負荷が変化することは研究でも確認されています!
今日からできる簡単チェック
まずは、鏡の前や動画撮影などで、ご自身の歩き方を確認してみてください。チェックするポイントは、
① 足先が外へ開きすぎていないか
② 左右の足が大きく離れていないか
③ 1本線の上を歩くようになっていないか(左右の足を寄せすぎていないか)
④ 膝と足先が同じ方向を向いているか
そして実際に歩くときは、「左右の足を少しだけ寄せる」ことを意識してみてください。ただし、無理に足先をまっすぐにしたり、内側へ向けたりする必要はありません。歩きにくい、膝や股関節が痛い、バランスが取りにくいという場合は、無理に修正しないようご注意ください。
歩き方は「正解の形」を無理やり作るのではなく、その人の身体に合った動きを探していくことも大切です。
いずれにせよ、外反母趾や扁平足など、足の形が気になっている方は、ぜひ一度、ご自身の「足の向き」と「歩く軌道」をチェックしてみてください!!普段の歩き方の中に、足だけでなく健康の秘密が隠れているかもしれませんよ!!
参考資料
- Foot Progression Angle Modulates Three-Dimensional Lower-Limb Biomechanics in Flexible Flatfoot: Kinematic-Kinetic Patterns and Clinical Implications
PubMed

